コンセンサスベイスが3Dアバター特化型NFT売買プラットフォーム開発、ソフトバンクも協力

コンセンサス・ベイスが3Dアバター特化型NFT売買プラットフォーム開発

コンセンサス・ベイス株式会社がNFT(ノンファンジブルトークン)売買プラットフォーム「AvatarSystem(仮)」のクローズドアルファ版を開発したことを3月30日発表した。

「AvatarSystem(仮)」は、メタバースにおける3Dアバターをブロックチェーン上のトークンとし、さまざまなプラットフォームで相互利用が可能となる、3Dアバターに特化したNFT売買プラットフォームだ。

このプラットフォームの利用によりVR/AR、ゲーム、SNS、マーケット、ウォレットなどの異なるアプリケーションや異なるブロックチェーンを跨ぎ、NFTの世界をつなげることで「トークンエコシステム」を構築し、3DアバターのNFTに経済的価値を創造することで、メタバース上で独自の経済圏が築かれることを促すとのこと。またアセットの保有者や著作権の情報をブロックチェーンで管理することで、クリエイターの権利を保護することやアバターやアイテムなどのアセットを制作したクリエイターが、2次流通市場においてアセットの取引時に一定の収益分配を受けることが可能になるとのことだ。

コンセンサス・ベイスは、3Dデータを活用しNFTを発行したい企業や3Dアバターを自社メタバースで表示させたい企業に対し、この「AvatarSystem(仮)」のクローズドサイト提供とシステム提供、技術提供などの開発支援を行っていく予定である。

なお「AvatarSystem(仮)」のクローズドアルファ版の著作権・ロイヤリティ管理のコントラクトの開発においては、ソフトバンク株式会社が協力しているとのこと。両社は昨年年7月からブロックチェーンを用いた3DアバターのNFTによる権利管理の実証実験や開発を行っていた。

「AvatarSystem(仮)」のシステム概要

クローズドアルファ版搭載機能
(1)IP企業、クリエイターによる3Dアバターのアップロード (VRM形式)
(2)3Dアバターの販売
(3)3Dアバターの購入
(4)EthereumネットワークへのNFT(ERC721)の出庫
(5)メタバースへのVRM形式のアバターのアップロード
(6)2次流通時の権利者への利益分配

Ethereumネットワークに配置されたスマートコントラクトでは、下記の動作が可能。

1)3Dアバターの権利をNFTとして管理
(2)3DアバターNFTのユーザー間での売買
(3)ユーザー間でアセットの取引時にアセットのクリエイターに対しても利益の一部を分配(EIP-2981)

参考:コンセンサス・ベイス

(images:iStocks/Evgeny-Gromov)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【3/28話題】SEC訴訟でコインベースの棄却申し立てを米判事却下、取引延期のエルフトークン明日取引開始へなど

米連邦判事、SEC訴訟に対するコインベースの棄却申し立て却下、ビットフライヤー、取引延期のエルフトークン(ELF)を明日取引開始へ、HSBC、香港で金のトークン化商品を発売へ=報道、イーサリアムL2「ブラスト」上のGameFi「Munchables」、約94億円のエクスプロイト被害、「日本DAO協会」が4月1日設立へ、DAO発展の環境整備へ、東京スター銀行、三井物産のデジタル証券サービス「オルタナ」導入。地域金融機関初のST取扱、SBIや九州電力らの「まちのわ」、金沢大学と「ファン通貨」で被災地復興支援へ、B Dash VenturesとHashed、「Blockchain Leaders Summit Tokyo 2024」7/24に共催へ