三井住友信託が3月中にデジタル証券発行

三井住友信託が3月中にデジタル証券発行

三井住友信託銀行がブロックチェーン(分散型台帳)技術を使い、クレジットカードの債権を裏付けとしたデジタル証券を3月中に発行する予定であることが日本経済新聞の報道によって明らかになった。

このデジタル証券は資産担保証券(Asset Backed Securities:ABS)にブロックチェーン技術を活用して、クレジットカードの債権を担保に販売される。

資産担保証券とは、自動車ローン、リース、クレジットカードなどに関する貸付金銭債権などの資産を裏付けとして発行される証券の総称で、クレジットカードの債権は、企業が顧客の債務履行を経て充足される権利のことだ。

このデジタル証券は格付投資情報センター(R&I)から最上位の短期格付けを取得し、特定の投資家に販売される予定だ。また今後は、個人販売の可能性も探っていくようだ。

編集部のコメント

デジタル証券は二次流通をいかに生み出すかがポイントになります。今回のように企業が発行して投資家が取得したとしても、買い手がいなければ、投資家は大きなリターンを得ることが難しいものです。

参考:日本経済新聞
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStocks/LuckyStep48)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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