8月17日に関係者向けに実施
マルチキャッシュレス決済ソリューション「スターペイ(StarPay)」提供のネットスターズが、コンビニエンスストア「ローソン」の店舗で、ステーブルコインによる店頭決済の実証実験を実施すると8月3日に発表した。
この実証は、8月17日にローソン大崎アトリウム店で、ネットスターズやローソンなどの関係者を対象に行われる。一般の来店客を対象としたものではない。なお、8月3日には予備実験が実施されたという。
今回の実証では、ローソンの既存POSレジシステムと、ネットスターズのスターペイを接続する。スターペイを基盤とする店舗向けステーブルコイン決済サービス「ステーブルコイン・ペイ(Stablecoin Pay)」を利用し、店舗運営に支障をきたさず決済を実行できるかを検証するとのこと。
決済に対応するステーブルコインは、米ドル建ての「USDC」と「USDT」、日本円建ての「JPYC」の3種類。USDCとUSDTはソラナ(Solana)、モーフ(Morph)、ポリゴン(Polygon)上のトークンでの決済に対応し、JPYCはポリゴンにのみ対応する。利用するウォレットはメタマスク(MetaMask)だ。
実証では、決済に要する時間をはじめ、レジ周辺のオペレーションへの影響、利用者にとっての操作性や分かりやすさなどを確認するとのこと。短時間で多数の決済処理が求められるコンビニエンスストアで、ステーブルコイン決済の実用性や社会実装に向けた課題を検証するという。
ネットスターズは今回の実証で得た知見を活用し、POSレジを利用する実店舗へのステーブルコイン決済の導入を推進する方針だ。
ネットスターズは7月13日、複数のステーブルコイン決済を一度の申請で導入・運用できるステーブルコイン・ペイの提供を開始し、導入事業者からの申し込み受付を開始した。同サービスでは、外貨建てステーブルコインによる決済についても、加盟店が商品価格や売上、精算を日本円ベースで管理できる。決済手数料率は0.98%(非課税)とのことだ。
ネットスターズは、今年1月から2月にかけて羽田空港第3ターミナル内の2店舗で「USDC」による決済のサービス実証を実施。4月からは、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店「TCG BW姫路店」で第2弾の実証を行っている。
これらの実証で得たシステム運用や店舗オペレーション、支払い時の利便性に関する知見をもとに、ステーブルコイン・ペイの本格提供に至ったとのことだ。
なお7月13日には、ハッシュポート(HashPort)、KDDI、ローソンによるローソン店舗でのステーブルコイン決済の技術実証の実施予定が7月13日に発表されている。
同実証は8月に「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」にて、ハッシュポート提供のノンカストディアル(非預託)型ウォレット「HashPort Wallet」を使用し、日本円ステーブルコインにて実施されるとのことだ。
参考:ネットスターズ
画像:PIXTA