米NSA、国防総省の供給網リスク指定後もアンソロピックの「Mythos Preview」利用か=報道

NSAがアンソロピックのAIツール使用か

米国家安全保障局(NSA)が、米国防総省による正式なサプライチェーンリスク指定を受けた後も、アンソロピック(Anthropic)のAIツール「ミトス・プレビュー(Mythos Preview)」を使用していると、米ニュースサイトの「アクシオス(Axios)」が4月19日に報じた。

アクシオスは関係筋の話として、このミトス・プレビューモデルが国防総省内でより広範に利用されているとも伝えた。ロイターはこの報道を現時点で確認できていない。

アンソロピック、NSA、国防総省は、いずれも通常の営業時間外に送られたコメント要請に直ちには応じなかった。NSAは国防総省の一部である。

先週には、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の政権と、アンソロピックのCEOが協力の可能性について協議した。これは、今年初めに同社モデルの利用方法をめぐって国防総省とアンソロピックの間で対立が起きて以降、両者にとって初の協議だった。

こうした協議は、アンソロピックの最新モデル「ミトス」がサイバー攻撃を大きく助長するのではないかとの懸念が高まるなかで行われた。

アンソロピックはこれまで、このモデルについて、コーディングおよびエージェント型タスクにおいて「同社史上最も高性能なモデル」だと説明している。ここでいうエージェント型タスクとは、AIが自律的に行動できる能力を指す。

専門家らは、このモデルの高度なコーディング能力によって、サイバーセキュリティ上の脆弱性を特定し、それを悪用する手法を考案する能力が、これまでにない水準に達する可能性があると指摘している。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
US security agency is using Anthropic’s Mythos despite blacklist, Axios reports
(Reporting by Gursimran Kaur in Bengaluru; Editing by Bill Berkrot)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

香港フローキャピタル、1.5億ドル規模のプライベートクレジットファンド持分をトークン化へ、「DigiFT」経由で=報道

香港のオルタナティブ資産運用会社フローキャピタル(Flow Capital)が、プライベートクレジットファンド持分をRWA(現実資産)トークン化プラットフォーム「デジフト(DigiFT)」を通じて提供予定であると、「ブルームバーグ(Bloomberg)」が4月17日に報じた