オムニチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」、ストライプとパラダイム関与の「テンポ」で展開

TempoでUSDT0が展開

オムニチェーン対応ステーブルコイン「USDT0」が、米決済大手ストライプ(Stripe)と暗号資産(仮想通貨)VCパラダイム(Paradigm)がインキュベートする、レイヤー1ブロックチェーン「テンポ(Tempo)」で利用可能になった。

テンポは、インターネット規模の決済を支えるインフラとして設計されたブロックチェーンだ。即時決済、予測可能な低手数料、高い処理能力、グローバルでの利用しやすさを特徴としている。加えて、エージェントによる決済のほか、グローバル送金、クロスボーダー送金、組み込み型金融、トークン化預金といった既存の決済ユースケースも想定されている。

USDT0は2025年1月にローンチされ、同年11月には累計送金額が500億ドル(当時約7.9兆円)を突破した。なお今年1月15日の公式ブログでは、ローンチから12カ月で累計630億ドル(約10兆円)に達したと説明されている。

USDT0は、オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」のトークン規格「オムニチェーンファンジブルトークン(Omnichain Fungible Token:OFT)標準」を用いて、イーサリアム(Ethereum)上で原資産をロックし、対応先チェーンでトークンをミントする「ロック&ミント型」のクロスチェーン基盤だ。またUSDT0ネイティブ対応チェーン間の転送は、レイヤーゼロの仕様上、原則として「バーン&ミント」方式で行われる。これらの仕組みによりUSDT0ネットワーク上では、USDTの流動性をUSDT0エコシステムへ取り込み、宛先チェーンで「USDT0」として受け取れる仕組みを提供している。

また、USDT0によるクロスチェーン流動性レイヤー「レガシーメッシュ(Legacy Mesh)」により、USDT0対応チェーンと既存のUSDT展開チェーンが接続されている。レガシーメッシュを通じて、既存のUSDT展開チェーンを含むネットワーク間送金に対応している。

対応ネットワークは全27。テンポの他、イーサリアム(Ethereum)、アービトラムワン(Arbitrum)、インク(Ink)、ベラチェーン(Berachain)、コーン(Corn)、オプティミズム(Optimism)、ユニチェーン(Unichain)、セイ(Sei)、フレア(Flare)、ハイパーコア(HyperCore)、ハイパーイーサリアム仮想マシン(HyperEVM)、ルートストック(Rootstock)、ポリゴン(Polygon)、Xレイヤー(X Layer)、プラズマ(Plasma)、コンフラックスeSpace(Conflux eSpace)、マントル(Mantle)、メガイーサ(MegaETH)、モナド(Monad)、モーフ(Morph)、ステーブル(Stable)、ヘデラ(Hedera)、トン(TON)、トロン(Tron)、ソラナ(Solana)、セロ(Celo)に対応している。

参考:USDT0テンポUSDT0トランスファー
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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