UnichainでCCA利用可能に
ユニスワップ（Uniswap）提供の新トークン流動性形成支援プロトコル「コンティニュアス・クリアリング・オークション（Continuous Clearing Auctions：CCA）」が、同プロジェクトによる独自のイーサリアム（Ethereum）レイヤー2ネットワーク「ユニチェーン（Unichain）」で利用可能となった。ユニチェーンの公式Xで11月25日に発表された。
CCAは、新規トークンの価格形成と流動性供給をオンチェーンで実施するプロトコル。DEX（分散型取引所）ユニスワップが11月13日に公開した。同プロトコルは、ユニスワップv4上で新しく発行されたトークンや低流動性トークンの発行時に利用できる。またCCAで実施されるオークションが終了すると、調達資金が自動的にv4プールに提供されるとのこと。
ユニスワップによると、新規トークンの販売や上場前後の流動性形成はこれまで一部投資家の私的な交渉で進むことが多く、市場価格が不透明になりやすいという課題があった。CCAは、オンチェーンでの公開入札と段階的な価格発見を採用し、同課題の解決を目指すという。
なお、CCAはイーサリアムのレイヤー2「アズテック（Aztec）」と共同で構築されており、ゼロ知識証明による匿名性と検証性を両立したオプションの「ZKパスポート（ZK Passport）」モジュールも含まれるとのことだ。
ちなみに、ユニスワップは11月24日にEVM（イーサリアム仮想マシン）互換のレイヤー1ブロックチェーン「モナド（Monad）」に対応開始した。
モナドは同日にメインネットローンチしており、ローンチ初日からユニスワッププロトコル、ウェブアプリ、取引APIで利用可能になった。また、ユニスワップウォレットのモナド対応も現在展開中だという。ユーザーは、ユニスワップのアプリから直接モナド上でトークンのスワップ、流動性の提供、エコシステムの探索が可能だ。
CCA is available on Unichain
— Unichain (@unichain) November 24, 2025
The era of permissionless, transparent, and onchain token distribution is here https://t.co/sVtH681Ucu
画像：iStocks/anna