「Base App」内でDEX取引提供開始、イーサL2「ベース」上の資産対応、ソラナ対応も予定

Base AppにAerodromeとUniswap対応

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)提供のベースアプリ(Base App)で分散型取引所(DEX)の取引が可能になったことが8月8日に発表された。

ベースアプリでは、DEXのエアドローム(Aerodrome)およびユニスワップ(Uniswap)を通じて、ベース(Base)ネットワーク上のデジタル資産を取引できるとのこと。この機能は米国ユーザー向けに順次展開中で、ニューヨーク州は対象外だという。

同機能は提供開始時点で300種類のデジタル資産に対応しており、今後対応数は数百万規模へ拡大する予定とのこと。また、コインベースはネットワーク手数料を負担するが、DEXで利用可能なデジタル資産の保管や審査は実施しないとしている。

ベースは、コインベースが開発・運営するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワークだ。ベースアプリではベースに加え、ソラナ(Solana)への対応も予定しているとのこと。

なおベースアプリは、コインベースウォレット(Coinbase Wallet)のリブランディング版だ。同アプリでは、ソーシャルフィード、チャット、ミニアプリ、決済などの機能を備えており、コインベースウォレットとしての機能も引き続き利用可能となっている。

コインベースは8月5日、適格機関投資家を対象に転換社債を私募で発行する計画を発表した。満期は2029年10月1日と2032年10月1日で、いずれも発行額は10億ドルとなっている。

コインベースは調達資金の一部を上限付コールオプション(買う権利)取引の費用に充てる予定とのこと。なお残りは自社の運転資金、設備投資、出資・買収、クラスA株式や既発債の買戻し・償還等の一般的企業目的に使用する予定とのことだ。

参考:コインベース
画像:iStocks/monsitj

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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