イーサリアムL2「Base」、33分間のネットワーク停止から復旧

Baseがシーケンサー問題により33分間のブロック生産停止

米大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が開発するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」で8月5日6:07(UTC)頃にブロック生産が停止し、約33分後の6:40に復旧した。同ネットワークからは、今回の問題について詳細な事故報告書が公開されている。

今回の問題は、高可用性クラスターで運用している複数のシーケンサー(Sequencer)インスタンスの切り替え時に発生したという。具体的にはオンチェーン活動の増加により稼働中のシーケンサーが遅延を起こしたため、システム管理ツール「コンダクター(Conductor)」が新しいシーケンサーに自動的に切り替えを実行したが、切り替え先のシーケンサーが準備中でブロック生産ができない状態だったという。

コンダクターは通常、不健全なシーケンサーが選出された場合に再度切り替えを行うが、今回は新しいシーケンサーでコンダクターが完全に有効化されておらず、追加の切り替えができなかったとのこと。6:09にモニタリングシステムが問題を検知し、6:12に正式にインシデントが宣言された。

復旧作業では、チームが手動でコンダクターを一時停止し、自動的なリーダーシップ転送を防いだ。その後、チェーンの再編成を避けるため慎重に計画を立てながら、不健全なシーケンサーから健全なシーケンサーに手動でリーダーシップを移管したとのことだ。

今後の再発防止策として、シーケンサーがコンダクタークラスターに追加される際に、選出時に確実にリーダーシップ転送ができるようインフラを更新すると発表された。また自動システムの堅牢性を確保するため、修正内容のテストと展開を可能な限り迅速に実施する予定だ。

参考:Base報告書
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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