BBVA銀行、スペインの個人顧客向けにビットコインとイーサリアムの取引・保管サービスを正式開始

BBVAがスペイン個人顧客にBTCとETHの取引・保管サービス提供開始

スペインで2番目の規模の銀行であるビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)が、同国の全個人顧客を対象に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引および保管サービスを開始したと7月4日に発表した。

同サービス提供にあたりBBVAは、スペイン証券市場委員会(CNMV)から暗号資産取引注文の保管(カストディ)および執行サービスの提供許可を取得。同サービスは、EU(欧州連合)の「暗号資産市場規制(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto Assets Regulation)」に基づくものとなる。

なおBBVAのスイス部門BBVAスイス(BBVA Switzerland)では、2021年6月より同国におけるすべての富裕層(プライベートバンキング)顧客を対象にBTCの保管および取引サービスを提供していた。それ以来BBVAスイスでは、ETHや米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドル建てステーブルコインUSDCなど取り扱い銘柄を拡大し、新たな顧客層として機関投資家への提供を目指しているとのこと。

さらにBBVAスイスは2023年12月に、スイスのデジタル資産カストディ企業メタコ(METACO)と提携している。この提携によりBBVAスイスは同行のカストディサービスを、メタコのデジタル資産カストディおよびオーケストレーション(管理の自動化)サービス「ハーモナイズ(Harmonize)」に統合した。

またBBVAのトルコ部門ガランティBBVA(Garanti BBVA)は、2023年7月に暗号資産カストディサービスを提供するガランティBBVAデジタルアセッツ(Garanti BBVA Digital Assets)を同国で立ち上げている。同サービスではBTC、ETH、USDC、XRP、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、チリーズ(CHZ)、アーヴェ(AAVE)、ポルカドット(DOT)、インジェクティブ(INJ)、ザ・グラフ(GRT)、アービトラム(ARB)、ディセントラランド(MANA)を取り扱っているとのことだ。 

参考:BBVA
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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