Gemini、IPOに向けてSECに草案を提出

ジェミナイがIPO準備

ウィンクルボス(Winklevoss)兄弟が運営する米暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)が、クラスA普通株式の新規株式公開(IPO)を目指し、米証券取引委員会(SEC)に非公開で草案の登録届出書「Form S-1」を提出したと6月6日に発表した。

発表によるとIPOはSECの審査が完了した後、市場環境やその他の条件を踏まえて実施される予定だという。また現時点では、提供予定のクラスA普通株式の株数および価格帯は未定とのこと。

今年3月にブルームバーグは関係者からの情報として、ジェミナイが秘密裏にIPO申請の準備を進めていると報道していた。当時の報道では、同社がゴールドマンサックス(Goldman Sachs)およびシティグループ(Citigroup)と協力し、IPOに取り組んでいるとのことだった。

なお直近では、ステーブルコイン発行企業の米サークルインターネットグループ(Circle Internet Group)が6月5日にIPOを実施した。公開価格は31ドル、初値は69ドル前後で取引が始まり、一時103ドル前後まで上昇した。また終値は83ドルで、IPO価格比167%、初値比でも約20%の上昇となった。

また、米暗号資産取引所のクラーケン(Kraken)もIPOの準備を進めているとされる。ブルームバーグは今年3月、クラーケンの運営会社ペイワード(Payward)が2026年の第1四半期にIPOを目指していると伝えていた。

参考:Gemini
画像:iStocks/TimArbaev

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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