Berachain、事前入金システム「Boyco」提供

BerachainがBoyco提供

ベラチェーン(Berachain)のメインネットの正式ローンチ前に、同チェーン上でリリース予定のDeFi(分散型金融)に入金できるシステム「ボイコ(Boyco)」がリリースされた。1月28日に発表されている。

ベラチェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズム「PoL:Proof of Liquidity」を採用するEVM互換のレイヤー1ブロックチェーンだ。

「ボイコ」を通じて事前入金することで、そのDeFiプロジェクトでの利回りやトークンに加えて、「ベラチェーン」の独自トークン「BERA」も獲得できるという。

同システムを使った事前入金は、「ベラチェーン」公式のエクスプローラーから可能だ。多くのヴォールトから自身の望むリスクリターンをもとにプロジェクトや預け入れ資産を選択し、入金できる。

なお通常、価格の変動やそれに伴ったインパーマネントロスなどのリスクが高いヴォールトに対して、高い利率やトークンの割り当てが設定される仕組みになっている。

「ボイコ」の入金は、日本時間で2月3日の9:00で締め切られており、トークンの割り当てなどに利用されるロック期間の計測はこの締め切り後にスタートするとのことだ。

また、報酬に関してはヴォールトごとに設定されたロック期間が終了したタイミングで受け取り可能なため、ロック期間にも注意する必要がある。

「ベラチェーン」では、ガス代の支払いなどに利用される「BERA」と、ガバナンストークンである「BGT」、ネイティブステーブルコインである「HONEY」の合計3つのトークンを採用する3重トークンモデルを採用している。現在はメインネットの正式ローンチはされておらず、テストネットが公開されている。

またエアドロップに向けたプログラムも実施されており、今回開始された「ボイコ」を利用した場合でも「BERA」の総供給量の2%が割り当てられる。 

参考:ボイコ
画像:iStocks/Mertsaloff

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した