Zodia Custodyが機関投資家向けトークン化資産用保管ソリューション提供へ、Securitizeと提携で

Zodia CustodyがSecuritizeと提携

機関投資家向けカストディソリューションを提供するゾディアカストディ(Zodia Custody)が、機関投資家向けにトークン化資産のカストディ(保管)ソリューションを提供するため、デジタル資産発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)と提携した。セキュリタイズの公式Xアカウントが、web3メディア「ザ・ブロック(The Block)」の記事を引用する形で11月26日に発表した。

今回の提携を通じてゾディアカストディは、コンプライアンスに準拠した銀行水準のコールドストレージによるカストディソリューションを、機関投資家に提供できるようになるとのこと。

これにより機関投資家は、米国債トークン化ファンド「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」などのトークン化資産にアクセス可能になるという。

ちなみに「BUIDL」は、セキュリタイズと米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が、今年3月に共同で立ち上げを発表したトークン化ファンドだ。このファンドは、1トークンを1ドルに連動させ、毎日発生する配当を毎月新しいトークンとして投資家に支払う仕組み。総資産の100%を現金、米国財務省証券、現先取引に投資し、24時間365日トークンの譲渡が可能となっている。

また、初期投資の最低額は500万ドル(約7.5億円)で、トークン保有方法もカストディ・オプションで選択できる。最初のエコシステム参加者には、アンカレッジ・デジタル・バンク・ナショナル・アソシエーション(Anchorage Digital Bank NA)、デジタル資産信託会社ビットゴー(BitGo)、大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)、デジタル資産カストディのファイアブロックス(Fireblocks)などが名を連ねている。

そして同ファンドは、ブラックロック・ファイナンシャル・マネジメント(BlackRock Financial Management)が投資マネージャーとなり、BNYメロン(BNY Mellon)がカストディアンを務めている。

参考:ザ・ブロック
画像:iStock/jittawit.21

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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