OKX、レイヤー2ブロックチェーン「X Layer」ローンチ

OKXがレイヤー2ブロックチェーン「X Layer」をローンチ

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKX(オーケーエックス)が、イーサリアム(Ethereum)のL2ブロックチェーンとなる「エックスレイヤー(X Layer)」を一般ユーザーに向けて正式ローンチしたことを4月16日に発表した。

「X Layer」はポリゴン(Polygon)開発のブロックチェーン開発キット「Polygon CDK」を活用し、スケーリングソリューションであるzkEVMを採用したブロックチェーン。以前は「X1」の名称で開発が進められており、昨年11月にはテストネットが公開されていた。

テストネットの段階でも多くのプロジェクトが参入し、「X Layer」には200以上の分散型アプリケーション(Dapps)が構築されたという。OKXによるとすでにメインネットにも多くのプロジェクトがアプリケーションの構築を完了させているとのことだ。

すでに構築が完了しているアプリケーションの例として、OKXはブログにてカーブ(Curve)やレンゾー(Renzo)、レイヤーゼロ(LayerZero)などの有名プロジェクトを紹介している。

また同チェーンは、「Polygon CDK」開発元のポリゴンラボ(Polygon Labs)構築の「アグレイヤー(AggLayer)」に接続しており、ポリゴンエコシステム内の「アグレイヤー」接続チェーンとシームレスに接続されているという。

OKXはブログにて、「X LAYERは、Web3エコノミーを世界的に普及、加速させることで、世界中の何百万人もの人々により大きな個人の自由と機会を保証することを目指しています。私たちは、X LAYERのビジョンを実現するために、これから始まることに大きな期待を寄せています。一緒にWeb3の未来を築きましょう」と語っている。

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参考:OKXブログ
images:iStocks/SiberianArt・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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