ピカソネットワーク、コスモスとイーサリアム間での資産移動を可能に

Picasso NetworkがIBCとEthereumを接続

L1ブロックチェーンのピカソネットワーク(Picasso Network)が、ブロックチェーン間通信プロトコル「IBC(Inter-Blockchain Communication)」とイーサリアム(Ethereum)ネットワークの接続が完了したことを4月5日発表した。

これにより「IBC」を通じて、イーサリアムとコスモス上の資産を両ネットワーク間で転送可能になったとのこと。今後はソラナ(Solana)などのブロックチェーンにも「IBC」経由での資産移動が可能になる予定だという。

なおピカソネットワークによる「IBC」とイーサリアムの接続は第1段階の取り組みとなっており、第2段階では両エコシステム間における接続性と効率性のさらなる強化に向けて取り組む予定とのこと。

「IBC」とは、コスモス(Cosmos)ネットワーク内のプロジェクトや、コスモス中心の相互運用エコシステム「インターチェーン(Interchain)」によって策定されたブロックチェーン同士を相互運用するための標準仕様。これを採用することでブロックチェーンを跨いだトークン転送などのデータ通信が可能になる。

またコスモス上の分散型取引所(DEX)オズモシス(Osmosis)によると、同取引所がコスモスとイーサリアム間における分散型金融(DeFi)ハブになる予定とのこと。

ピカソネットワークとは

ピカソネットワークは、安全なクロスチェーンでの資産移動を目指す分散型金融(DeFi)プロジェクト「コンポーザブルファイナンス(Composable Finance)」のためのL1ブロックチェーン。同ブロックチェーンは、ポルカドットのカナリアネットワークとして知られるクサマのパラチェーンである。

昨年6月には、「IBC」を介してエコシステム「ドットサマ(DotSama)」を「インターチェーン」に接続している。なお「ドットサマ」とは、ポルカドットとクサマのエコシステムの総称である。

関連ニュース

参考:ピカソネットワーク
images:iStocks/SiberianArt

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【10/31話題】NOT A HOTEL COIN(NAC)のIEOがGMOコインで開始、カナリーがソラナ現物ETF申請など(音声ニュース)

国内IEO7例目、「NOT A HOTEL COIN(NAC)」の購入申込がGMOコインで開始、コインチェック、取引所サービスに4銘柄追加へ、AVAX・BCH・IMX・CHZ、カナリーキャピタル、米SECに「ソラナ現物ETF」申請、VanEckと21Sharesに続き、米資産運用会社VanEckが機関投資家向けにソラナ(SOL)のステーキング提供開始、Kilnと提携で、旭化成とTIS、Corda活用の偽造防止デジタルプラットフォーム「Akliteia」をインドでの機能性材料の真贋判定に活用開始、web3活動を視覚化する「Phi」、V2をイーサL2「Base」でローンチ、米サークルが香港テレコムと連携、小売業者向けロイヤリティソリューション開発へ、ビットコインL2「スタックス(STX)」、取引速度とファイナリティ向上のアップグレード完了、米Reddit、同社保有のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の大部分を売却、ビザとコインベースが提携、リアルタイム資金移動サービス提供開始、日立ソリューションズ、「Web3向け開発支援ソリューション」提供開始、「アルケミーペイ」、ソラナ仮想マシン基盤のL1ブロックチェーン立ち上げへ

Sponsored