香港HashKeyがシリーズAで約146億円を調達、評価額1750億円超に

HashKeyがシリーズAで約146億円を調達

ハッシュキーグループ(HashKey Group)が、約1億米ドル(約146億円)の調達と、シリーズAの資金調達ラウンド完了を1月16日発表した。発表によると同社の評価額は、12億米ドル(約1,753.3億円)を超えたとのこと。

ハッシュキーグループは、香港に本社を置くエンドツーエンドのデジタル資産管理を行う金融コングロマリット。シンガポール、上海、東京でも事業を展開している。

今回の調達ラウンドには既存株主の他、著名な機関投資家、大手Web3機関、戦略的パートナーなどの新規投資家も集まったという。ただし今回の発表では、それらの具体的な社名は明かされていない。

発表によると調達した資金は、ハッシュキーのWeb3エコシステムの強化や香港でのライセンス事業の製品多様化の加速等に使用するとのことだ。

ハッシュキーのグループ企業には、個人投資家向けの暗号資産(仮想通貨)取引所として香港で初めて認可を受けたHashKey Exchange(ハッシュキーエクスチェンジ)がある。

同取引所は、昨年8月のサービス開始から4か月で登録ユーザーが155,000人を超えたという。また過去30日間において1 日の平均取引高は、6.3億米ドル(約920億円)に達しているとのことだ。

また同じくハッシュキーのグループ企業であるハッシュキーキャピタル(HashKey Capital)のシンガポール部門ハッシュキーキャピタルシンガポール(HashKey Capital Singapore)は昨年12月、シンガポール金融管理局(MAS)からキャピタル・マーケット・サービス(CMS)ライセンスを取得している。

同ライセンスによりハッシュキーキャピタルシンガポールは、認可されたファンド運用会社(LFMC)となり、シンガポールを拠点に、資本市場商品に関連する規制対象のファンド運用サービスを提供できるようになっている。

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参考:HashKey Group
images:iStocks/TaiChesco・BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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