サークル「USDC」、Base・Cosmos・NEAR・Optimism・Polkadot・Polygon対応へ

USDCが新たに6つのブロックチェーンに対応へ

米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」について、新たに対応する6つのブロックチェーンが8月23日発表された。

同社は21日、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)と共に「USDC」に関する新たな取り組みについて発表。その中で9月から10月にかけて「USDC」を新たに6つのブロックチェーンでネイティブ展開することを併せて発表していた。

今回の発表によると「USDC」は、9月中にBase(ベース)、Cosmos via Noble(コスモスエコシステム)、NEAR(ニア)、Optimism(オプティミズム)、Polkadot(ポルカドット)に対応し、10月にPolygon PoS(ポリゴン)へ対応するとのことだ。

「USDC」は現状でEthereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)、Algorand(アルゴランド)、Avalanche(アバランチ)、Hedera(ヘデラ)、TRON(トロン)、Stellar(ステラ)、Flow(フロウ)、Arbitrum One(アービトラムワン)の9つのブロックチェーンにおいてネイティブサポートされている。

そのため今年10月には、15のブロックチェーンにて「USDC」がネイティブトークンとして流通することになる。

なおサークルは、「USDC」をネイティブのまま各ブロックチェーン間を転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」をイーサリアム・アバランチ・アービトラムの3つのブロックチェーンに対応させている。

今回の発表によると残りの12のブロックチェーンについても「CCTP」に対応させると、サークルは今回の発表で明言している。

なおコスモス(Cosmos)ネットワークのエコシステムにおいては、トークン発行プロトコルのノーブル(Noble)を介して、「USDC」のネイティブ対応がされる予定である。

関連ニュース

参考:サークル
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lari-Bat

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/14話題】米コインベースのシステム全体が停止、Tanéがa16z委任でオプティミズムのガバナンスに参加など

米コインベースのシステム全体が停止中、現在は問題調査中、Tanéがオプティミズムのガバナンスに参加、a16z委任受け、米暗号資産団体がPAC発足、連邦議会選の候補支援 会員44万人から資金募る、ユニスワップ創設者が米大統領に暗号資産政策を見直すよう忠告、SECへの批判も、リップル社CEO、米政府がUSDTを標的にしていると発言。テザー社CEOはこれに抗議、Snap to Earn「SNPIT」のトークン「SNPT」、BOBG社で発行が決定、兼松、ブロックチェーン活用「TradeWaltz」で書類保管を全面電子化に、BlockdaemonがUAE進出、アブダビグローバルマーケット(ADGM)に登録、Eigen Layerの「EIGEN」が請求可能に、取引所には未上場、Fireblocks、認可済みカストディアンへのネットワーク提供へ、NYDFS規制下の信託会社設立も、オムニチェーンID認証展開「Layer3」、独自トークン「L3」初回エアドロを今夏実施へ、暗号資産ウォレット提供「エクソダス」、NYSEへの上場が遅延