Axelar、「インターチェーントークンサービス」をテストネットで公開

Axelarが「インターチェーントークンサービス」をテストネットで公開

クロスチェーンプロトコル提供のAxelar Network(アクセラーネットワーク)が、「インターチェーントークンサービス(ITS)」を7月18日発表した。現在「ITS」はテストネットにて利用が可能だ。

同サービスは、クロスチェーンに対応するERC-20規格の「インターチェーントークン」を作成するスマートコントラクトだ。「インターチェーントークン」とは、アクセラ―が統合したEVM互換チェーン上をクロスチェーンで容易に送金、ブリッジできるトークンのこと。これによりイーサリアム互換チェーン全体でのトークンの相互運用性の向上を目的としている。

「ITS」を利用することで開発者は、新たにERC-20規格の「インターチェーントークン」を発行できるほか、既存のERC-20トークンを「インターチェーントークン」に変換することも可能とのことだ。

アクセラーは「ITS」を、「トークンをクロスチェーンに拡張し、ネイティブの品質を維持しながら、チームが簡単にトークンをミント(発行/鋳造)し、『インターチェーントークン』の作成を通じて供給と機能が管理可能になる」と説明している。

なおアクセラ―は大手DEX(分散型取引所)Sushi(スシ)を、「ITS」を通じて「インターチェーントークン」を採用をする企業として紹介しており、同DEXのネイティブトークン「SUSHI」を「インターチェーントークン」とするとしている。

これに対しSushiも公式ツイッターで「インターチェーンSUSHIはまもなくあなたの近くのチェーンに登場します」とツイートしている。

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    参考:LDITSテストネットドキュメント
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/Mertsaloff

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    大津賀新也

    「あたらしい経済」編集部
    副編集長
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

    「あたらしい経済」編集部
    副編集長
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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