マイクロストラテジー、200億円相当のビットコイン追加購入。合計保有数138,955BTCに

マイクロストラテジーがBTC追加購入

企業としてビットコインの購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、ビットコイン(BTC)の追加購入を3月27日発表した。

同社によるビットコインの追加購入は昨年12月以来。なお2020年よりBTC購入を続けている同社だが、税金対策の為に前回初めて704BTCを売却していた。

発表によると今回の追加購入は、2月16日から3月23日の間に実施。1.5億ドル(約196億円)相当になる6,455BTCを約23,238ドルの平均額にて取得したという。

これによりマイクロストラテジーが保有するビットコインの総数は、41.4億ドル(約5,407億円)相当となる138,955BTC。平均取得価格は手数料と経費を含み約29,817ドルになるとのこと。

また今回の報告でマイクロストラテジーは、破綻した米シルバーゲート銀行(Silvergate Bank)から受けていたビットコイン担保ローンを完済したことも報告している。

昨年3月に2.05億ドル(約250億円)の融資をビットコインを担保にシルバーゲート銀行から受けていたとのことだが、返済については割引きされ、1.6億ドルを支払い、完済したという。なおこの融資はタームローン(中長期となる貸付)であり本来2025年に支払い満期が来るものだった。

なおマイクロストラテジーは当時このローンで調達した資金で、ビットコインの買い増しや、ローンに関連した利息の支払い、マイクロストラテジーおよび子会社マクロストラテジーによる一般的な企業目的に利用するとしていた。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/atdigit

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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