米コインベースにAxelar(AXL)上場へ

米コインベースにAxelar(AXL)上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産アクセラー:Axelar(AXL)の取り扱い予定を2月7日発表した。

同取引所でのAXLの取り扱いは2月7日9:00(日本時間8日2:00)から開始する予定。「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で取り扱われるという。

取引ペアについてはAXL-USDがサポートされる予定だ。

今回の新規銘柄の取り扱いはコインベースサービス提供地域のうち一部は対象外となるとのこと。日本についてはコインベースが事業縮小による取引停止をしたため、両銘柄のサポートは対象外となる。

なお今回取り扱いとなるAXLはアクセラーネットワークで発行されるトークンだ。

アクセラー(AXL)とは

AXLは「アクセラーネットワーク(Axelar Network)」上で使用可能なネイティブトークンだ。

アクセラーネットワークは、アプリケーション実装を容易にするためのクロスチェーンハブとなるパブリックブロックチェーンだ。開発者はそれぞれの接続先チェーンの実装方法を意識せずDAppsを構築できるとのこと。なおアクセラーネットワークはコスモス(ATOM)SDKで構築されている。

またAXLは特定のブロックチェーンに依存せず、その他のブロックチェーンでも稼働する性質を持つ。そのためユーザーは、資産を管理しているブロックチェーンとは別のブロックチェーンで任意のアプリケーションを実行できる。

AXLの主な使用用途としては、「バリデーターへのガス代の支払い」、「バリデーターやデリゲーターへのブロック報酬」、「エコシステム構築者やコミュニティ貢献者への報酬」などだ。 現在AXLはクラーケン(Kraken)やフォビ(Huobi)、ゲートアイオー(Gate.io)、バイナンスUS(Binance US)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所で取り扱われている他、ユニスワップV3(Uniswap V3)やオズモシス(Osmosis)といった分散型取引所(DEX)で取引が行われている。

なお時価総額については約151億円だ(2/7 11:40コインマーケットキャップ調べ)。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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