Strike、ビットコインライトニングでアフリカ諸国への送金サービス「Send Globally」ローンチ

Strike、ライトニングでアフリカ諸国への送金サービスローンチ

ビットコインのライトニングネットワークで決済サービスを提供する米ストライク(Strike)が、アフリカ諸国への即時低額決済を可能にするサービス「センドグローバリー(Send Globally)」を12月6日に発表した。

「Send Globally」は、6日から米国のすべてのストライクユーザーが利用でき、ナイジェリア、ケニア、ガーナを初期の対象国としている。

ストライクはアフリカの決済プラットフォームであるビットノブ(Bitnob)と提携し、アフリカへの即時決済を実現。

また「Send Globally」を使うと、ストライクのユーザーは、ナイジェリア、ガーナ、ケニアに取引手数料なしで即座にビットコインを送金することができるという。

支払いは即座に各国の法定通貨であるナイラ(ナイジェリア)、セディ(ケニア)、シリング(ガーナ)に変換され、受取人の銀行口座、モバイルマネー口座、ビットノブの口座に直接振り込まれるとのことだ。

ストライクの創業者兼CEOであるジャック・マラーズ(Jack Mallers)氏は「国境を越えた決済における高い手数料、遅い決済、革新性の欠如は、発展途上国に悪影響を及ぼしています。アフリカ国内外への送金に法外な手数料がかかり、既存のプロバイダーがサービスを停止しているため、決済会社はアフリカでの運営に苦慮しており、人々は家族にお金を送ることができません。ストライクは、人々が米ドルを簡単かつ即座に国境を越えて送金する機会を提供します」とコメントしている。

ビットノブの創設者兼CEOであるバーナード・パラ(Bernard Parah)氏は「現在の金融システムは、アフリカの人々や機関が平等にアクセスできるように設定されていません。私たちが構築したものは、米ドルの流動性を調達する際の金融機関への圧力を軽減するものです。米国からアフリカの人々へ、最も安価な方法で簡単に価値を交換できるようになりました。私たちは、アフリカに送金する人々の送金手数料を何十億ドルも節約することができるのです」とリリースで伝えている。

参考:Strike
images:iStocks/24K-Production
デザイン:一本寿和

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した