バイナンスにコスモスDEX「Osmosis(OSMO)」上場

バイナンスのイノベーションゾーンにOSMO上場

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産オズモシス:Osmosis(OSMO)の上場予定を10月28日発表した。OSMOの上場は、他のトークンよりも高いボラティリティと高いリスクをもたらす可能性が高いトークンの取引を提供する「イノベーションゾーン」での対応となる。

取引は10月28日10:00(UTC:世界協定時)より開始しており、取引ペアはOSMO / BTC、OSMO / BUSD、OSMO / USDTとなっている。なお出金については10月29日10:00より開始されている。

さらにバイナンスは2022年10月28日10:00(UTC:世界協定時)から48時間以内に、OSMOをクロスマージンと分離マージン、およびその借入可能資産として追加するとのこと。取引ペアについては共にOSMO/BUSD、OSMO/USDTとなっている。

Osmosis(OSMO)とは?

OsmosisはコスモスのIBC通信ができるすべてのチェーン上のトークンを取引することが可能なDEX(分散型取引所)機能を備えたチェーンだ。取引しない人でも取引ペアごとに「流動性プール」として取引ペアのトークンを預け入れるAMM(自動マーケットメーカー)のDEXを備えている。また、流動性プールにOSMOを預けつつ、チェーンへのOSMOのステーキングも同じOSMOでできるのが特徴だ。

OSMOは現在、バイナンス(Binance)の他、エムイーエックスシー(MEXC)やビットゥルー(Bitrue)、ビットゲット(Bitget)、デジフィネックス(DigiFinex)などの暗号資産取引所で取り扱われている。また、現在のOSMOの時価総額は約655億円となっている(10/31コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

【動画解説】コスモスの分散型取引所(DEX)「Osmosis」とは?(CauchyE代表 木村優氏) 

コスモス(ATOM)IBC対応チェーン全てに影響するセキュリティ脆弱性、パッチ対応へ 

バイナンス、DeFiの「GMX(GMX)」取り扱いへ 

バイナンス、DEXの「Biswap(BSW)」上場 

米コインベース、アバランチのDEX「Pangolin(PNG)」上場へ 

参考:バイナンス
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した