アバランチ上でテザーのUSDT発行開始

テザーのUSDT、アバランチ上で発行開始

AVA Labs(アバラボ)開発のアバランチ(Avalanche)のブロックチェーン上で米ドルペッグのステーブルコインUSDTの発行が開始したことが11月11日分かった。

USDT発行元のテザー(Tether)は、アバランチ対応について5月17日に発表していた。

USDTはトランザクションの速度および手数料を改善するために、Algorand、BitcoinCashのSimpleLedger Protocol、Ethereum、EOS、Liquid Network、Omni、Tron、Solanaのブロックチェーンで発行されており、アバランチ上のローンチで9つ目のブロックチェーンとなる。

テザーのCTOであるパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)氏はアバランチ対応を発表した際に「アバランチはイーサリアム仮想マシン(EVM)をサポートしているため、分散型金融(DeFi)プロジェクトを簡単に移行して低い手数料を享受できます。一方で私たちはすでに戦力となるEVM互換セットアップを持っているので、USDTの導入も簡単です」と説明していた。

なお発表によるとアバランチの現在のTotal Value Locked(TVL:資産総額)は100億ドル(約1.1兆円)を超えているとのことで、8月初旬に記録した1億8000万ドル(約20.5億円)から約5倍に増えている。

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参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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