ペイパル(PayPal)が暗号資産(仮想通貨)の売買サービスを英国にも展開へ

ペイパルが暗号資産の売買サービスを英国にも展開へ

米決済大手ペイパル(PayPal)が同社の提供する暗号資産(仮想通貨)売買サービスを英国へ展開する計画であることを2月11日コインデスクら各社の報道により明らかになった。

報道によるとこの発表はペイパルがオンラインにて開催した「PayPal Investor Day 2021 Fireside Chat: Our Strategies for Increasing Consumer Engagement」の中で同社のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高戦略・成長・データ担当役員のジョナサン・アウアーバッハ(Jonathan Auerbach)氏によるものであるとのこと。

アウアーバッハ氏は、英国へのサービス展開は米国での新サービスの結果が期待を上回った為であるとし、数ヵ月以内に英国にて開始する予定であると発言したとのこと。

ペイパルは昨年11月より米国に限定し暗号資産の売買サービスの提供を開始していた。なおこのサービスでは手数料無料にてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4銘柄を取り扱っている。

当時の発表でペイパルは2021年前半にペイパル傘下の個人送金アプリ「ベンモ(Venmo)」と一部の国に対し、このサービスを提供予定であるとしていたが今回の発表にて、こちらについても計画通りであることも明かされた。

コインデスクの報道によると、アウアーバッハ氏は「金融サービスにおける、暗号資産と中央銀行デジタル通貨(CBDC)の消費者利用・商業的利用を推進し、私たちのサービスによってペイパルの新たな立ち位置を確立させたい」とも発言している。

またペイパルは、2020年第4四半期の収益が四半期比11.8%増のトランザクション収益を報告しており、またペイパルを利用して暗号資産を購入した顧客は暗号資産売買サービス導入以前と比べ2倍もログインが増えていると発表している。

(images:iStocks/iBallBall14・LongQuattro)

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あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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