ANAP、「Infinite Fleet」のエクソーディアムと戦略的投資パートナーシップ検討開始

ANAPがエクソーディアムとの提携を検討開始

ANAPホールディングスが、エクソーディアム(Exordium Limited)との戦略的投資パートナーシップの検討開始を7月3日に発表した。

ANAPホールディングスは、ビットコインの財務戦略を進める東証スタンダード上場企業。若年層女性向けのカジュアルファッションブランド「ANAP(アナップ)」を展開するANAPも連結子会社に持つ。

またエクソーディアムは、宇宙をテーマにしたマルチプレイヤーオンラインゲーム(MMO)「インフィニット・フリート(Infinite Fleet)」のパブリッシングを担う企業。同社は「USDT」発行元のテザー(Tether)や、ビットコイン白書で引用されたプルーフ・オブ・ワーク(PoW)システム「ハッシュキャッシュ(Hashcash)」の発明者であるアダム・バック(Adam Back)氏などから累計1,370万ドルを調達している。

発表によると今後ANAPホールディングスとエクソーディアムは、共同でプレミアムなモバイルゲームを世界市場に向けてパブリッシングする事業機会の調査や、具体的な開発体制の構築、事業資金投資の検討を進めるとのこと。

発表に先立ち両社は、6月25日に意向表明書(LOI)を締結している。このLOIでは、共同事業における両社の役割が定められている。具体的には、エクソーディアムが宇宙をテーマにしたモバイルゲームの調査や開発およびプロモーション計画の作成などを担い、ANAPホールディングスがビットコインまたは現金による16億円相当額の事業資金投資を検討する。なおこのLOIは検討段階の基本合意であり、正式な共同事業契約の締結や投資実行を確約するものではない。

今回のLOI締結の理由としてANAPホールディングスは、モバイルゲームを中心とするゲーム市場の成長余地と、インフィニット・フリートが持つ宇宙MMOとしての独自性を挙げている。同社の発表によると、近年ゲーム市場は拡大し、家庭用ゲームおよびモバイルゲームのIAP(アプリ内課金)収益は2024年時点で約810億ドルに達しているという。そのうち同年のストラテジーゲーム市場は約180億ドル規模であり、今後2033年までに350億ドルへの成長が見込まれる。

さらに同社は、ゲーム産業とビットコイン領域の双方に深い知見を有するサムソン・モウ(Samson Mow)氏がインフィニット・フリートの開発面をリードしている点にも着目している。将来的には、本プロジェクトを通じてビットコインを活用した新たな経済圏・コミュニティを形成し、ビットコインの普及と社会実装の加速を目指すとのことだ。

ANAPホールディングスは今年4月23日、香港拠点のデジタルアセット金融コングロマリットであるハッシュキーグループ(HashKey Holdings Limited)との戦略的パートナーシップ合意を発表していた。この提携は、日本国内およびグローバルにおけるビットコインエコシステムの拡大が目的だという。また同社は4月、ビットコインの追加取得を3度実施した。これにより同社は、BitcoinTreasuries.net上で世界の上場企業におけるビットコイン保有数第39位となった(2026年4月21日時点、1,423BTC)。

参考:ANAP
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

三ヶ尻胡花

「あたらしい経済」編集部
中央大学在学中。ブロックチェーンについて学習しながらニュース制作に携わっている。

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