ポリゴンzkEVMメインネットβ終了へ、シーケンサー停止で資産移行を呼びかけ

Polygon zkEVM Mainnet Betaが終了

イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーン「ポリゴンzkEVMメインネットベータ(Polygon zkEVM Mainnet Beta)」を開発するポリゴンラボ(Polygon Labs)が、同ネットワークのシーケンサーを7月1日に停止(サンセット)した。これに先立ち、同社は4月22日に公式フォーラムでユーザー向けの最終案内を公開していた。

これに伴い、ポリゴンラボはポリゴンzkEVMメインネットベータ上に資産を保有するユーザーやプロトコル運営者に対し、7月1日までに資産の移動やポジションの解消などを行うよう呼びかけている。

ポリゴンzkEVMメインネットベータは2023年3月に公開されたイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンだ。ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を活用したイーサリアムのスケーリングソリューションとして提供された。

なお今回の終了は突然決定されたものではない。ポリゴンラボは2025年6月、ポリゴンzkEVMメインネットベータを2026年に終了する方針を公表しており、今回公開された公式フォーラムの案内は、その計画に基づく最後の案内となる。

ポリゴンラボは、ウォレット上に保有されていた資産について、7月1日までにイーサリアムへブリッジするよう案内していた。期限までにブリッジされなかったウォレット上の資産は、イーサリアムL1へ移行された。移行後の資産は、専用の請求インターフェースを通じて請求できるという。

一方、シーケンサー終了時点で分散型金融(DeFi)プロトコルやマルチシグ、ブリッジなどのスマートコントラクトにロックされていた資産は、請求プロセスの対象外となる。公式ページでは、7月1日までに引き出されなかったDeFi上の資産は回収できないと説明されている。

ポリゴンラボによると、請求されなかった資産は2027年12月31日以降、放棄されたものとみなされる。

なお、2025年6月の発表で同社は、今後はポリゴンPoS(Polygon PoS)チェーンと、独自のマルチチェーン統合ネットワーク「アグレイヤー(Agglayer)」に開発を集中させる方針も明らかにしている。アグレイヤーは、複数のブロックチェーンを統合するネットワークの構築を目的としたクロスチェーン決済レイヤーだ。

参考:フォーラム
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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