米サークル「USDC」と「EURC」、クロノスに対応へ。CCTPも導入予定

USDC・EURC・CCTPがCronosに導入へ

米サークル(Circle Internet Financial)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」とユーロ建てステーブルコイン「EURC」が、レイヤー1ブロックチェーン「クロノス(Cronos)」にネイティブ対応する予定だ。サークルが6月22日に発表した。

あわせてUSDCのブロックチェーン間転送を可能にする「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」もクロノスに導入予定とのことだ。

クロノスは、暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するクリプトドットコム(Crypto.com)関連のEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のブロックチェーン。決済、DeFi(分散型金融)、AIネイティブのワークフローなどに対応するネットワークとして展開されている。

公式ブログによるとクロノスは、ネイティブのUSDC、EURC、CCTPを同時にローンチする初のブロックチェーンになるという。

今回の対応により、USDCはモバイルファーストの取引プラットフォーム「クロノスアプリ(Cronos app)」におけるドル建て決済レイヤーとして機能する予定とのこと。同アプリでは、ユーザーが単一アカウントからトークン化株式、暗号資産、予測市場などを取引できるようになるという。

またクロノス上のUSDCおよびEURCは、それぞれ米ドルおよびユーロと1対1で償還可能なトークンとして提供される。これによりクロノス上で、ドル建ておよびユーロ建てのDeFi市場や、AIを活用した取引、プログラマブル決済、オンチェーン決済などのユースケースを支えるとのこと。

サークルによるとCCTPにより、対象となる機関投資家やチームは、クロノス上のUSDCについて、入金・出金およびAPIアクセスを利用できるようになるほか、イーサリアム(Ethereum)など対応チェーンからクロノスへUSDCを移動できるようになるという。

なおクロノスでは現在、ブリッジ版USDCである「USDC.e」がサポートされている。クロノスチームは今後、エコシステム内のアプリやプロトコルと連携し、時間をかけてUSDC.eの流動性をネイティブUSDCへ移行する計画だ。

既存のUSDC.eに対する即時の影響はなく、同トークンは引き続き通常どおり機能するとのこと。またブロックエクスプローラーやアプリのインターフェース、ドキュメント上では、ブリッジ版USDCがUSDC.eとして明確に表示され続けるという。

開発者は現在、サークルのフォーセット(Faucet)を通じてテストネット版のUSDCおよびEURCを取得し、クロノス上で資金フローを試すことが可能とのことだ。

現在ネイティブ型「USDC」に対応するブロックチェーンは、計34チェーン。アルゴランド(Algorand)、アプトス(Aptos)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、セロ(Celo)、コーデックス(Codex)、エッジチェーン(EDGE Chain)、イーサリアム(Ethereum)、ヘデラ(Hedera)、ハイパーEVM(HyperEVM)、インジェクティブ(Injective)、インク(Ink)、リネア(Linea)、モナド(Monad)、モーフ(Morph)、ニア(NEAR)、ノーブル(Noble)、OPメインネット(OP Mainnet)、ファロス(Pharos)、プルーム(Plume)、ポルカドット(Polkadot)、ポリゴンPoS(Polygon PoS)、セイ(Sei)、ソラナ(Solana)、ソニック(Sonic)、スタークネット(Starknet)、ステラ(Stellar)、スイ(Sui)、ユニチェーン(Unichain)、ワールドチェーン(World Chain)、XDC、XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)、ジーケーシンク(ZKsync)だ。

参考:サークル・クロノス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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