コア・サイエンティフィック、ビットコイン採掘から年内撤退へ。AI向けデータセンター事業に注力

高密度コロケーションが売上高の9割超に

米ナスダック上場のコア・サイエンティフィック(Core Scientific)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のマイニング事業から2026年末までに撤退する見通しを示した。同社のアダム・サリバン(Adam Sullivan)CEOが、米東部時間11月5日の2026年第3四半期(7〜9月)決算説明会と、同日付のX投稿で明らかにした。

米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期報告書(フォーム10-Q)によると、同社は自社採掘を縮小し、現在は2施設で続けている。顧客の採掘機器を自社施設に設置し、電力供給や保守を担うホスティングサービスについては、残る顧客1社への提供を12月31日までに終える見込みだ。

ジム・ナイガード(Jim Nygaard)CFOによると、9月末時点で稼働していた採掘機器の台数は、2025年末からほぼ半減した。同社は2027年から、AIや高性能計算(HPC)に使うサーバーの設置スペースや電力、冷却設備を提供する「高密度コロケーション」事業に専念する見通しだ。

第3四半期のコロケーション売上高は前四半期比約58%増の2億1,543万2,000ドル(約341億円)で、全売上高の約92.5%を占めた。一方、自社採掘の売上高は前年同期比約79%減の1,226万3,000ドル(約19億4,000万円)だった。

同社によると、2023年の自社採掘量は1万3,762BTCで、北米の上場マイニング企業で最多だった。2024年6月にはAIクラウド事業者のコアウィーブ(CoreWeave)との長期契約を発表し、既存の採掘施設をAIやHPC向けに転用してきた。

2026年9月末時点では、コアウィーブ向けの契約容量590メガワット(MW)のうち、485MW分でサービス提供と料金の請求を開始している。また、同年7月には米半導体大手AMDおよびAI向けクラウド事業者と、データセンター5拠点で計約530MWのIT機器向け電力容量を提供する契約を結んだ。この契約に基づく売上高は、2027年から段階的に計上する見通しだ。

参考:2026年第3四半期決算説明会(公式音声)・決算説明会の文字起こし・2026年第3四半期の四半期報告書(フォーム10-Q)・2026年第3四半期の決算リリース
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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