ザックXBT、アーサーヘイズのWLD売却を批判 「フォロワーが出口流動性になったのか」と指摘

ザックXBTがヘイズ氏のWLD売却を批判

オンチェーン調査官のザックXBT(ZachXBT)氏が、ビットメックス(BitMEX)共同創設者のアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)氏によるワールド(World:旧Worldcoin)のネイティブトークン「WLD」の売却を批判した。ザックXBT氏は、自身のXアカウントで「この数日間で、フォロワーがどれだけの出口流動性(Exit Liquidity)になったのか」と6月6日に投稿した。

今回の批判の発端となったのは、ヘイズ氏によるWLDを巡る一連の投稿だ。同氏は6月5日、自身のXアカウントで、ジーキャッシュ(Zcash)のネイティブトークン「ZEC」を売却したことを明らかにする一方、「WLDは引き続き保有している」と投稿。「ロード・イーロン(Lord Elon)が我々のポジションを押し上げてくれることを楽しみにしている」とも述べていた。

しかし翌6月6日、ヘイズ氏は「このチャートは間違った方向に進んでいる。WLDを売却した。私は降りる」と投稿し、WLDを売却したことを明らかにした。

これに対しザックXBT氏は、「現在価格より大幅に高い目標価格を掲げ、何度も強気な見通しを示したWLDのポジションを、その直後に解消した」と指摘。また、「最初はNEAR、HYPE、ZEC、そして今度はWLDだ」と投稿し、ヘイズ氏が直近で売却を公表した複数の暗号資産にも言及した。

ザックXBT氏は、ヘイズ氏がWLDについて強気な見通しを示した後に売却した点を問題視している。

これに対しヘイズ氏は、「何を言っているのかよく分からない。私はその価格で取引に応じる相手に売った。価格がもっと高くなる可能性もあるし、その場合は私が愚か者と呼ばれるだろう。今回は自分のトレード目標に関して、たまたま正しい判断をしただけだ」と反論した。

ザックXBT氏が言及したNEARとHYPEについて、ヘイズ氏は6月4日に保有ポジションをすべて売却したと明らかにしていた。

ヘイズ氏は売却理由について、イラン情勢に伴うエネルギー価格の上昇、今後予定される大型AI関連IPOによる市場流動性への影響、米政治情勢を踏まえたAI市場への警戒感などを挙げた。個別銘柄の事業性を否定したというより、短期的なマクロ環境や市場サイクルを踏まえた利益確定だったと同氏は説明している。

なお、暗号資産データサイト「コインゲッコー(CoinGecko)」によると、本稿執筆時点(6月8日昼、日本時間)でのWLD価格は0.47ドル台(約76円)となっている。WLDは6月6日、0.56ドル超から0.40ドル前後まで下落した。

 画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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