クラーケン、kBTCなどラップド資産のクロスチェーン基盤にCCIP採用

クラーケン、kBTC向けクロスチェーン基盤にCCIP採用

暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、ラップドビットコイン「クラーケン・ラップド・ビットコイン(Kraken Wrapped Bitcoin:kBTC)」および今後提供するクラーケン・ラップド・アセットについて、クロスチェーン基盤に「CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol)」を採用すると5月15日(日本時間)に公式Xアカウントで発表した。

CCIPはチェーンリンク(Chainlink)が提供する、異なるブロックチェーン間でトークンやメッセージを送受信するためのクロスチェーン通信基盤だ。

クラーケンは、既存のクロスチェーンプロバイダーを廃止し、CCIPを独占的なクロスチェーンインフラとして採用すると説明している。なお、同取引所は既存のクロスチェーンプロバイダーを具体的に明らかにはしていない。

クラーケンによると、CCIPを採用した理由として、厳格なセキュリティおよびリスク管理要件を備えた「エンタープライズグレード」のインフラである点を挙げている。

またクラーケンは、「クラーケンとチェーンリンクは共同で、すべてのクラーケン・ラップド・アセットについて、DeFi全体での実用性と流通を解放することで、暗号資産の世界的採用を加速できる」と述べている。

クラーケンによると、kBTC利用者側で現時点で必要な対応はないとのこと。移行プロセスの詳細については、今後公式チャンネルで案内するとしている。

なお、直近でCCIPの採用が増えている。今月15日にコインベース(Coinbase)のラップドビットコイン「cbBTC」についても、決済特化型レイヤー1「テンポ(Tempo)」上で、CCIPを通じた統合が発表されてた。

またチェーンリンクは5月17日に公式Xアカウントで、DTCC、コインベース、フィデリティ・インターナショナル(Fidelity International)、クラーケンなどを含む直近の採用事例を紹介している。

画像:PIXTA

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

合わせて読みたい記事

【5/18話題】au PAYポイント運用にビットコイン連動コース、Firedancerが段階的な展開継続、JPYC EXが大型アップデートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

CMEグループとICE、パーペチュアルDEX「ハイパーリキッド」の規制強化を米政府に要請

世界最大の先物取引所であるCMEグループと、ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange:NYSE)運営のインターコンチネンタル・エクスチェンジ(Intercontinental Exchange:ICE)が、暗号資産(仮想通貨)デリバティブプラットフォーム「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」への規制強化を米政府に求めているようだ