SBIグループのB2C2、MiCAに基づくCASP認可取得

B2C2がMiCA準拠の暗号資産サービス事業者ライセンス取得

SBIグループが過半数出資する暗号資産(仮想通貨)流動性プロバイダーのB2C2が、ルクセンブルクの金融監督当局である金融監督委員会(CSSF)から、EU(欧州連合)の「暗号資産市場規制(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto-Assets Regulation)」に基づく認可を取得したと5月15日に発表した。

B2C2は、英ロンドンに本社を置く、機関投資家向け暗号資産流動性プロバイダー。B2C2のルクセンブルク法人であるB2C2 Europe S.à r.l.は、2024年にCSSFへ仮想資産サービスプロバイダー(VASP)として登録されていた。

発表によると、今回の認可によりB2C2 Europe S.à r.l.は、グローバルなOTC(店頭取引)流動性プロバイダーとして初めて、暗号資産サービスプロバイダー(CASP)ライセンスを取得したという。これにより同社は、MiCAのパスポート制度を通じて、EU加盟国およびEEA加盟3カ国の顧客に対し、OTCでの暗号資産現物取引サービス提供を拡大できるようになる。

なおCSSFによるVASP登録は、主にマネーロンダリング・テロ資金供与対策上の登録・監督を目的とするものだった。一方、CASP認可はMiCAに基づく暗号資産サービス提供者としての認可であり、EU域内でのサービス提供拡大に向けた制度上の基盤となる。

MiCAは2020年に欧州委員会によって提案され、2023年に欧州議会で採択された。CASPに関する規定は2024年12月30日から適用されている。ルクセンブルクにおけるVASP向けのMiCA移行期間は2026年7月1日までとなっており、既存のVASP登録事業者は同期限までにMiCA上の認可取得などの対応が求められる。

参考:B2C2
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【6/5話題】NECとクリプトガレージがデジタル資産カストディシステム開発へ、Zcash脆弱性で無制限のZEC生成が可能だったと判明など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Zcash脆弱性、理論上は無制限の偽造ZEC生成が可能だった=Shielded Labs

プライバシーコイン「ジーキャッシュ(Zcash)」の創設者であるズーコ・ウィルコックス=オハーン(Zooko Wilcox-O’Hearn)氏が、先日修正されたシールドプール「オーチャード(Orchard)」の脆弱性に関する記事をジーキャッシュ・コミュニティフォーラム(Zcash Community Forum)に投稿し、自身のXアカウントで6月5日に共有した

コインベース、プロシェアーズのGENIUS法準拠「準備資産向けMMF型ETF」に投資

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ETF(上場投資信託)運用会社プロシェアーズ(ProShares)のマネーマーケットファンド(MMF)型ETF「ProShares GENIUS Money Market ETF(IQMM)」への投資を6月2日に発表した。なお、IQMMへの投資額は公式発表では明らかにされていない