仏大手銀行ソシエテ、「USDCV」と「EURCV」をカントンネットワークに展開へ

ソシエテのUSDCVとEURCVがCanton展開へ

仏大手銀行ソシエテジェネラル(Societe Generale)が、米ドル建てステーブルコインとユーロ建てステーブルコインを、カントンネットワーク(Canton Network)上に展開する計画を5月13日に発表した。

展開が計画されているステーブルコインは、同行のデジタル資産子会社ソシエテジェネラル・フォージ(Societe Generale-FORGE:以下、SGフォージ)発行の米ドル建てステーブルコイン「USDコインバーチブル(USD CoinVertible:USDCV)」と、ユーロ建てステーブルコイン「EURコインバーチブル(EURCV)」とのこと。

USDCVはイーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)上で、EURCVはイーサリアム、ソラナ、XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)、ステラ(Stellar)上で展開されている。両ステーブルコインはいずれも、欧州連合(EU)の「暗号資産市場規制(Markets in Crypto Assets Regulation:MiCA/MiCAR)」に準拠するトークンだ。暗号資産(仮想通貨)取引や国際送金、オンチェーン決済、外国為替取引、担保管理、資金管理などの支援を目的に設計されている。

ソシエテジェネラルは今回の発表で、カントンネットワーク上における機関投資家向けブロックチェーン金融基盤の開発を加速すると説明した。開発の対象分野は、トークン化担保、オンチェーン融資、機関投資家向けデジタル決済ソリューションとのこと。これらの技術基盤や機能開発はSGフォージがサポートするという。

今回の取り組みは、ソシエテジェネラルが2025年11月にカントンネットワーク上で完了した、同行初となる米国でのデジタル債券発行を踏まえたものだという。 同行は今後、一定のトークン化資産を適格担保として受け入れることや、レポ取引の相手方となることを計画している。これにより、機関投資家向けの担保移動、流動性、業務効率の向上を図るとともに、機関投資家向けオンチェーン融資市場の発展を支援する狙いだ。

同行はあわせて、カントンネットワークにエコシステムスーパーバリデータ(Ecosystem Super Validator)として参加する予定だという。同行は担保移動、マージン管理、レポ融資、トークン化決済など、機関投資家向けユースケースの発展に貢献するとのこと。

なおカントンネットワークは、資本市場向けに構築されたプライバシー保護型のパブリックなパーミッションレス・ブロックチェーンだ。プライバシー保護やコンプライアンス、決済ファイナリティなどを重視した設計が特徴とされている。 

参考:ソシエテジェネラル
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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