コモンズブリッジ侵害で約1850万SYND不正流出か。SYND急落

Commonsブリッジ侵害で約1,850万SYND不正取得か

イーサリアム(Ethereum)関連インフラを開発するシンジケート(Syndicate)が、同社開発のブリッジ「コモンズ(Commons)」において侵害の調査を進めていると4月29日に自身のXアカウントで発表した。

同社は、まずSYNDトークンの異常な動きがセキュリティ問題の可能性を示唆すると説明し、問題が解決するまで流動性の提供を控えるようユーザーに呼びかけた。

その後の発表で同社は、インシデントがコモンズブリッジの侵害に関連している可能性があると明らかにした。現在は攻撃の追跡およびセキュリティ企業との連携を進めており、影響を受けたユーザーへの補償対応も検討しているという。

さらに同社は、その後の更新で原因を特定したと報告している。今回の侵害はコモンズおよび1名の顧客に影響したとしており、現在は被害軽減に向けた対応を進めているとのことだ。また、同社は今回の事象に対応可能なトークンの余力があるとして、影響を受けたユーザーや顧客への補填を進める方針を示している。

ブロックチェーンセキュリティ企業サーティック(CertiK)のX投稿によると、今回のインシデントでは約1,850万SYNDが不正に取得され、約33万ドル(約5,279万円)規模で売却された可能性があるという。売却された資金はイーサリアムへブリッジされたとみられている。

なお、今回のインシデントを受け、SYNDトークンの価格も下落している。暗号資産データサイト「コインゲッコー(CoinGecko)」によると、SYNDは一時0.03ドル台から0.02ドル付近まで下落。過去24時間では約40%の下落となっている。

参考:コインゲッコー
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

合わせて読みたい記事

【6/5話題】NECとクリプトガレージがデジタル資産カストディシステム開発へ、Zcash脆弱性で無制限のZEC生成が可能だったと判明など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Zcash脆弱性、理論上は無制限の偽造ZEC生成が可能だった=Shielded Labs

プライバシーコイン「ジーキャッシュ(Zcash)」の創設者であるズーコ・ウィルコックス=オハーン(Zooko Wilcox-O’Hearn)氏が、先日修正されたシールドプール「オーチャード(Orchard)」の脆弱性に関する記事をジーキャッシュ・コミュニティフォーラム(Zcash Community Forum)に投稿し、自身のXアカウントで6月5日に共有した

コインベース、プロシェアーズのGENIUS法準拠「準備資産向けMMF型ETF」に投資

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ETF(上場投資信託)運用会社プロシェアーズ(ProShares)のマネーマーケットファンド(MMF)型ETF「ProShares GENIUS Money Market ETF(IQMM)」への投資を6月2日に発表した。なお、IQMMへの投資額は公式発表では明らかにされていない