アーベV3、OKX展開のブロックチェーン「Xレイヤー」でローンチ

Aave V3がX Layerで稼働開始

DeFi(分散型金融)レンディングプロトコルのアーベV3(Aave V3)が、海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKX展開のブロックチェーン「Xレイヤー(X Layer)」上で稼働開始した。アーベとOKXの公式Xで3月30日に発表された。

Xレイヤーは、OKXが展開するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーンで、ポリゴン(Polygon)開発のブロックチェーン開発キット「ポリゴンCDK(Polygon CDK)」を用いて構築されている。Xレイヤーのパブリックメインネットは2024年4月16日に公開された。なお、テストネット公開時の名称は「X1」で、その後Xレイヤーへ名称が変更された。

今回の対応によりOKXウォレットのユーザーは、ウォレット内から直接アーベにアクセス可能になった。ユーザーはアーベの利用にあたって、ブリッジの利用や別ウォレットの設定、追加のセットアップが不要となる。

ユーザーはアーベ上でUSDT0、USDG、GHO、xBTC、xETH、xSOL、xBETH、xOKSOLを供給し、自動複利で増加する利回りを得られるとのこと。また、ユーザーはアーベに担保を預けることで、USDT0、USDG、GHO、xBTC、xETH、xSOLを借りられる。

またXレイヤー上のアーベでは、同プロトコルで扱う資産に合わせて6つのeモード(eMode)が導入されているという。eモードは、値動きの相関性が高い資産同士を対象に、通常時より高いLTV(担保価値に対する借入比率)を適用し、借入効率を高める仕組みだ。Xレイヤー上のアーベは、流動性ステーキングのペアを対象とするeモードではLTVを最大88%、暗号資産とステーブルコインの組み合わせに対応するeモードでは最大78%、通常時のLTVは70%としている。

さらに、今回の対応では資産の供給や借り入れに加え、供給ポジションの一部もOKXウォレット内から取引可能になったとのこと。ユーザーがアーベに供給した資産に応じて発行されるトークン化ポジション「aトークン(aToken)」のうち、aXlrUSDT0、aXlrxETH、aXlrUSDGは、アーベから事前に手動で引き出さなくても、OKXの分散型取引サービス「OKX DEX」で取引できるという。

現在アーベV3はXレイヤーの他、イーサリアム、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)、アバランチ(Avalanche)、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、メティス(Metis)、ノーシス(Gnosis)、ソニック(Sonic)、BNBチェーン(BNB Chain)、スクロール(Scroll)、ZKシンク(zkSync)、リネア(Linea)、セロ(Celo)、ソニューム(Soneium)、アプトス(Aptos)、メガイーサ(MegaETH)、プラズマ(Plasma)、インク(Ink)、マントル(Mantle)、イーサファイ(EtherFi)、プライム(Prime)、ホライゾン(Horizon)上で展開されている。

なお、イーサファイとプライムは独立したブロックチェーンではなく、いずれもイーサリアム上のアーベV3の個別市場として展開されている。一方、ホライゾンも独立したブロックチェーンではなく、アーベの別枠の仕組みとしてイーサリアム上で展開されている。

参考:OKXアーベV3
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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