サークルのUSDC、年初来の「調整後取引量」でUSDT上回る

みずほアナリストがUSDCのシェア64%と指摘

日本の金融大手みずほ証券のアナリストが、サークル(Circle)の米ドル建てステーブルコイン「USDC」について分析したリサーチノートを公開した。同レポートは3月13日付けの投資情報サイト「マーケットビート(MarketBeat)」に掲載されている。

みずほアナリストのリサーチノートでは、「データによると、USDCの取引量シェアはUSDTに対して64%となっている。これは、2019年から2025年にかけてUSDTの取引量がUSDCを上回っていた長期的な傾向の反転だ」と述べられている。

今回の分析で用いられた「調整後取引量」は、一定の条件を除外した取引量とのことだ。具体的に除外されたのは、中央集権型取引所(CEX)や分散型取引所(DEX)などに関連付けられたアドレス、または30日間で1,000件超の取引、もしくは1,000万ドル超の取引量を記録したアドレスだという。

みずほのアナリストは、この指標について「実際の個人や機関が資金を動かしているように見える送金」を測るものと説明している。具体例として、企業によるサプライヤーへの支払い、ユーザーによる予測市場ポリマーケット(Polymarket)でのベット、中央集権型取引所と分散型金融(DeFi)プロトコル間の資金移動などが挙げられている。

一方、供給量ベースではUSDTが依然として世界最大のステーブルコインとなっている。オンチェーンデータサイト「アルテミス(Artemis)」によると、USDTの総供給量は約1,841億ドル(約29.4兆円)、USDCは約810億ドル(約12.9兆円)となっている。

さらに同アナリストは、「長期的には、ステーブルコインの勝者は単に時価総額が最も大きいものではなく、日常的な経済活動で最も多く使われるものになると考えている。取引量を見ると、USDCが全体の中でより多くのシェアを取っていることは心強い」との見解を示した。

参考:マーケットビートアルテミス
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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