カーブファイナンス、パンケーキスワップにコード無断使用を指摘

Curve FinanceがPancakeSwapに対してコードの無断使用を指摘

分散型金融(DeFi)プラットフォームのカーブファイナンス(Curve Finance)開発チームが、分散型取引所(DEX)のパンケーキスワップ(PancakeSwap)に対し、適切なライセンスを得ずにカーブのコードを使用していると3月7日に指摘した。

問題となったコードは、パンケーキスワップの最新版である「パンケーキスワップインフィニティ(PancakeSwap Infinity)」でステーブルコインや価格が厳密に連動する資産の交換に使用される「ステーブルスワップ(StableSwap)」機能に関連するものだ。カーブチームは自身の公式Xアカウントにて、パンケーキスワップがライセンスに違反してコードをコピーしたと主張し、コードのスクリーンショットとともに証拠を提示した。

カーブチームは「法的問題なくステーブルスワップを利用し、ユーザーの安全を守るために私たちの専門知識を借りたいのであれば、ライセンスとコラボレーションについて連絡できる」とXで述べた。また別の投稿で同チームは、スワップ機能を安全に統合するには深い専門知識が必要だとし、2022年の「サドルファイナンス(Saddle Finance)」のハッキングや、2025年のDeFiプロトコル「バランサー(Balancer)」での1億1,600万ドル(約183.4億円)規模のハッキングを、スワップ関連のコード脆弱性の事例として挙げている。

この指摘に対しパンケーキスワップチームは、カーブファイナンスと連絡を取り問題について話し合うと表明した。カーブチームは「確かに友好的に協力して構築する方が良い」と応答したとのことだ。

パンケーキスワップインフィニティは2025年4月に「アービトラム(Arbitrum)」ネットワークと「BNBチェーン(BNB Chain)」で立ち上げられ、ユーザーがブロックチェーンプロトコル間でデジタル資産を移動できるワンクリッククロスチェーンスワップ機能を統合していた。同DEXは流動性プールのパラメーターをカスタマイズするスマートコントラクトプラグインである「フック(hooks)」を導入し、動的な手数料構造や条件付き注文実行などの機能を提供している。

画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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