ギャラクシーデジタル組成のローン担保証券(CLO)、アバランチ上でトークン化

Galaxy Digital組成のCLOがトークン化

暗号資産(仮想通貨)運用企業ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)による新規組成のローン担保証券(CLO)が、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」上でトークン化された。同社が1月15日に発表した。

ギャラクシーデジタル組成のCLOの名称は「Galaxy CLO 2025-1」。このCLOは、同社のレンディング事業を支援する目的で組成されたとのこと。また同社は、今回のCLOをプライベートクレジットをオンチェーンで展開する取り組みの一環として位置づけている。なお、同CLOは追加ローンの組成に応じて、最大2億ドル(約316億円)まで枠組みの拡大が可能だという。

同CLOでは、ギャラクシーベンチャーズ(Galaxy Ventures)の支援を受けるアーチレンディング(Arch Lending)向けのアンコミットメント信用枠を資金供給するとのこと。アーチレンディングは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの暗号資産(仮想通貨)を超過担保とする消費者向けローンを提供する暗号資産レンディング企業だ。

同CLOの資金は、アーチレンディング向けのアンコミットメント信用枠に紐づく未決済ローンを段階的に購入するために用いられるという。ギャラクシーデジタルによると、同CLOはこれまでに約7,500万ドル(約118億円)を資金供給したという。

この資金供給は、機関投資家向けクレジットインフラプロトコルのグローブ(Grove)による約5,000万ドル(約79.1億円)のアンカー投資を受けて成立したとのこと。

グローブは、DeFi(分散型金融)分野でクレジット構築などを手がけるステーキハウスファイナンシャル(Steakhouse Financial)傘下のグローブラボ(Grove Labs)によってインキュベートされ、分散型プロトコルのスカイ(Sky)エコシステム内で運用されている。スカイは、メイカーDAO(MakerDAO)のリブランディングによって2024年8月27日に移行されたプロジェクトだ。

なお同CLOの債務トランシェ(debt tranches)は、デジタル証券・暗号資産の取引プラットフォームを提供するINXがアバランチ上で発行・トークン化した。これらのトークンは、INXのプラットフォーム(ATS)上で取り扱われる見通しだという。

一方で、CLOという商品(ビークル)そのものの発行・運用(管理)はギャラクシーアセットマネジメント(Galaxy Asset Management)が担う。受託者および適格カストディアン(保管機関)はアンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)が務めている。

またギャラクシーデジタルは、リアルタイム検証プラットフォームのアカウンタブル(Accountable)と連携し、同CLOの裏付けローンのパフォーマンスや担保化状況を、検証可能なダッシュボードを通じて継続的に可視化するとした。

参考:ギャラクシーデジタル
画像:iStocks/wvihrev・olegback

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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