Pineapple Financialが13.5億円相当のINJ取得
パイナップル・ファイナンシャル(Pineapple Financial)が、暗号資産(仮想通貨)インジェクティブ(INJ)を67万8,353INJ(約13.5億円相当)購入したと10月7日に発表した。
NYSEアメリカン(NYSE American)上場のパイナップル・ファイナンシャルは、カナダの住宅ローン仲介ネットワークを主軸とするフィンテック企業だ。同社は9月5日、デジタル資産トレジャリー(DAT)の設立に向けた1億ドル(約152億円)の私募を完了。これにより調達した資金でパイナップル・ファイナンシャルは今回のINJ取得を実施した。なお同社による公開市場での暗号資産の取得は今回が初となる。
またINJは、DeFi(分散型金融)特化レイヤー1ブロックチェーン「インジェクティブプロトコル(Injective Protocol)」のネイティブトークン。同チェーンは、コスモスSDK(Cosmos SDK)とコメットBFT(CometBFT:旧Tendermint)コンセンサスを基盤に構築されており、クロスチェーン互換性を備えている。
パイナップル・ファイナンシャルが取得したINJは、すべてインジェクティブでステーキングし、利回りを得る計画だ。
発表によれば、インジェクティブの直近のステーキング報酬水準を前提とした想定年率は約12.75%だという。これはイーサリアム(Ethereum)の約2倍、ソラナ(Solana)の約1.8倍に相当するとのこと。
またパイナップル・ファイナンシャルは、今後数日から数週間にかけて追加のINJ取得を予定しているという。
さらに、パイナップル・ファイナンシャルはINJの蓄積とDATの拡充に加え、同社のデータ、サービシング、決済、RWA(現実資産)トークン化といった各サービスにインジェクティブのDeFiインフラを統合する計画とのことだ。
参考:パイナップル・ファイナンシャル
画像:iStocks/olegback・Who_I_am