イーサリアム財団、1,000ETHをステーブルコインに換金へ。運営資金確保で

市場は賛否の声

イーサリアム財団(Ethereum Foundation:EF)が、保有するイーサリアムのうち1,000ETH(記事執筆時点10/612:13で約6.7億円相当)をステーブルコインに換金すると10月4日に発表した。

発表によれば、換金はDEX(分散型取引所)カウスワップ(CoWSwap)のTWAP機能を通じて行われるとのこと。換金された資金は研究開発・助成金・寄付の資金調達およびDeFiの力を示すために使われるという。

今回の発表に対し、X上では賛否の声が散見された。

具体的には、ETHを売却する代わりにDeFi(分散型金融)を利用してイーサリアムを担保に借り入れるべきだという意見や、リテールとTWAPするのではなく、ETH財務戦略企業(DAT)とOTCで取引すべきだという意見が挙がっている。

イーサリアムの価格は、強気のテクニカル指標、大口投資家(ホエール)の買い増し、そして12月に予定されているフサカ(Fusaka)アップグレードへの期待などから、過去1週間で約10%上昇。記事執筆時点では4,538ドル(約68万円)で取引されている。

EFは9月にも10,000ETHを中央集権型取引所で売却することを発表していた。この売却は、2025年6月に公表したEFの財務ポリシーに基づくものだ。同ポリシーでは、年間運営費を財務全体の15%に抑え、2.5年分の準備金をバッファとして確保する方針が示されている。これにより、定期的にETHを売却して法定通貨建て資産を調整する仕組みが導入されている。今回のステーブルコインへの換金も、この財務ポリシーに則ったものだと説明されている。

またEFは8月、支出率削減のため公開助成金の申請受付を一時停止することを発表。EFのエコシステムサポートプログラム(ESP)チームは、今後、活動の焦点を見直し、より持続的で有意義なコミュニティ支援を目指すとしていた。

EFはイーサリアムのエコシステム全体を支援する非営利団体であり、プロトコル開発や教育、研究助成など幅広い分野で資金を投じている。

 

参考:財務ポリシー
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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