スイ上のDeFi「ネモプロトコル」、240万ドルのエクスプロイト攻撃被害

Nemo Protocolに240万ドルのエクスプロイト攻撃

スイ(Sui)ブロックチェーン上に構築された利回りインフラおよびネイティブ利回り取引プラットフォーム「ネモプロトコル(Nemo Protocol)」が、240万ドル(約3.5億円)相当のステーブルコインを盗まれるエクスプロイト攻撃を受けた。このことは日本時間9月8日19:17に公式Xから報告されている。

この攻撃は、セキュリティ企業「ペックシールド(PeckShield)」によって最初に報告された。同社によると、攻撃者は盗んだUSDCを既に移動させており、サークル(Circle)社経由でアービトラム(Arbitrum)からイーサリアム(Ethereum)にUSDCをブリッジしたことも確認できているという。

ネモプロトコルチームは日本時間9月8日17:27に公式テレグラムチャンネルでコミュニティに向けてこの攻撃を公式に認める発表をした。その中で同チームは「昨夜セキュリティインシデントが発生し、マーケットプールに影響が出ました」とし、現在調査中であることを明らかにした。

またネモプロトコルチームは攻撃発覚後、同プラットフォームの全てのスマートコントラクトの活動を一時停止したと発表している。また詳細な情報が判明次第、コミュニティと共有する予定とのことだ。チームによると、ボールト(vault)資産はすべて安全であるという。しかしエクスプロイトの根本原因については、まだ公に特定されていない。

なお同プラットフォームは、攻撃発生前の時点で8日と9日にアプリのメンテナンスを実施することをコミュニティに通知していた。

ネモプロトコルは、DeFi(分散型金融)のインタラクション改善を目的に設計されており、利回りトークン化に焦点を当てている。これによりユーザーは、より効率的に利回りの取引、ヘッジ、レバレッジが行える。 

 

画像:iStocks/LuckyStep48

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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