シャープリンクのイーサリアム保有量72万8,804ETHに、ステーキングで1,326ETH獲得も

SharpLink Gamingが72万8,804ETH到達

米ナスダック(Nasdaq)上場シャープリンクゲーミング(SharpLink Gaming:以下、シャープリンク)が、同社の第2四半期決算において、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の保有量が72万8,804ETHに達したと8月15日に発表した。

同社はこれまでにETH取得のために総額26億ドル(約3,832億円)超を調達したとのこと。取得した72万8,804ETHのほぼ全てをステーキングに回し、累計約1,326ETHの報酬を取得したという。

また、シャープリンクは第2四半期の業績についても公表している。同社の売上高は70万ドル(約1億円)で、前年同期の100万ドル(約1.4億円)から減少したとのこと。なお粗利益は20万ドル(約2,944万円)で売上高の30%に相当し、前年同期の30万ドル(約4,416万円)から低下したという。

シャープリンクは、スポーツベッティングやオンラインカジノ事業者向けのマーケティング支援を展開する企業。ETH保有量では世界最大級の上場企業とされ、7月15日にイーサリアム財団(Ethereum Foundation)を凌ぐETH保有企業となった。

なお、イーサリアム財団のETH保有枚数を超える企業としては、シャープリンクの他にビットマインイマージョンテクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)がある。

また7月25日には、米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)元幹部のジョセフ・チャロム(Joseph Chalom)氏が共同CEOとしてシャープリンクに加わったことが発表された。

なお、チャロム氏はブラックロックで20年以上デジタル金融のイノベーションを推進し、ブラックロックが運営(スポンサー)を務めるETH現物ETF(上場投資信託)「iShares Ethereum Trust(ETHA)」の立ち上げなどを主導してきた人物だ。

参考:シャープリンク
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した