スペインで暗号資産投資詐欺グループ摘発
欧州刑事警察機構(ユーロポール)が、4億6,000万ユーロ(約5億4,000万ドル/約 775億円)相当の資金洗浄に関与した暗号資産(仮想通貨)投資詐欺グループがスペインで摘発されたと6月30日に発表した。同組織は、世界中に共犯者のネットワークを構築していたという。
スペイン警察がこの犯罪ネットワークに対する作戦を主導し、フランス、エストニア、米国の法執行機関も協力した。スペイン領カナリア諸島で3人、マドリードで2人が逮捕された。
ユーロポールによると、この犯罪ネットワークは、世界中にいる共犯者を利用して、現金の引き出し、銀行送金、暗号資産の送金を行い、不正に資金を集めていた疑いが持たれている。
犯罪資金の受け取りや保管・送金のため、複数の決済システムや、さまざまな人物名義のユーザーアカウント、さまざまな取引所を利用して香港に企業・銀行取引のネットワークを構築していたとみられている。
ユーロポールによる捜査は現在も続いている。
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
仮想通貨詐欺のネットワーク摘発、5.4億ドル資金洗浄 スペイン
画像:Reuters
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