BitgetとAvalancheが提携、インドのWeb3エコシステム強化で

BitgetとAvalancheが提携

シンガポール拠点の海外暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所ビットゲット(Bitget)が、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」との戦略的提携を4月28日に発表した。

発表によるとこの提携の目標は、インドの各都市において、ブロックチェーン技術の潜在的なメリットと応用について若者に啓発するイベントやワークショップを開催し、認知度を高めることだという。2025年の残りの期間で、このような取り組みや投資をさらに推進していくことを両者は約束しているとのことだ。

なおビットゲットは、同取引所が展開する「Blockchain4youth」プログラムにて、5年間で1,000万ドルの寄付を約束し、インドおよび世界中のWeb3コミュニティに奨学金、ワークショップ、ハッカソンを提供しているとのこと。

また「アバランチ」では、インド地域での取り組みを拡大し、より多くの政府機関と福祉プロジェクトで緊密に連携し、あらゆる段階の開発者がプラットフォーム上で開発を行うことを奨励するミニ助成金プログラムを展開しているという。

両者は提携の第1弾としてインドで「HODL ON」ツアーを開始。同ツアーでは、地域におけるブロックチェーンと暗号資産に関する教育と知識の向上を共通の目標として、デリーとバンガロールで最初の2つのミートアップイベントを開催したとのこと。今後も同ツアーでは、インドのWeb3スタートアップがそれぞれの分野で成功するための資金を確保し、成果を披露するためのユニークなプラットフォームを提供するとのことだ。

ビットゲットは、グローバル企業が暗号資産の普及率で世界トップクラス、そしてWeb3開発者にとって世界第2位の市場であるインドに大きな期待を寄せているとし、インドの技術系人材は、タイムリーな助成金、経験豊富なメンターシップ、そして世界的な露出があれば、世界クラスのWeb3アプリケーションを提供する能力を備えていると述べている。

Bitgetのミッションは、専用の資金調達とメンターシップのチャネルを通じて、インドにある1,000社以上のWeb3スタートアップを2025年までに倍増させることであると発表にて伝えている。

参考:Bitget
画像:iStocks/pgraphis・Makalo86・noLimit46

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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