クラーケン、米先物プラットフォーム「NinjaTrader」の買収完了

クラーケンがNinjaTrader買収完了

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、米先物プラットフォーム「ニンジャトレーダー(Ninja Trader)」の買収契約完了を5月1日に発表した。

2003年設立の「ニンジャトレーダー」は、約200万人のトレーダーに先物取引ツールを提供する、米商品先物取引委員会(CFTC)に登録された先物取引業者(FCM)だ。

クラーケンは3月20日、同プラットフォームを15億ドル(約2,256億円)で買収する契約が締結したことを発表していた。

なおクラーケンの当時の発表によると今回の買収は、伝統的金融(TradFi)と暗号資産を統合する過去最大規模の取引になるとのことだ。

今回の買収によりクラーケンは、米国市場で暗号資産の先物およびデリバティブを合法的に24時間365日提供可能になるとのこと。またクラーケンが保有する英国のMiFID、EUのMiFID、豪州の証券ライセンスにより、「ニンジャトレーダー」の英国、EU、豪州市場への拡大が加速するという。

また「ニンジャトレーダー」は、今後もクラーケンのトレーディングおよび決済アプリケーション群の一部として、独立したプラットフォームとして運営を続けていく予定とのことだ。

参考:クラーケン
画像:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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