ブラックロック、欧州でビットコイン関連商品上場へ準備=関係筋

ブラックロックが欧州でビットコインETPの上場準備

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインに連動する上場投資商品(ETP)を欧州で数週間以内に立ち上げる準備を進めている。関係者がロイターに明らかにした。

同商品はスイスを本拠とする見通しという。ロイターが確認した規制当局への提出書類によると、ブラックロックは最近、スイスのチューリヒを拠点とするデジタル資産に特化した会社アイシェアーズ・デジタル・アセッツ(iShares Digital Assets)を設立している。

ブラックロックはコメントを控えた。

米証券取引委員会(SEC)は昨年1月、初めてビットコイン現物ETF(上場投資信託)を承認。これを受け、ブラックロックなどは関連ETFを提供している。

ブラックロックのウェブサイトによると、同社の主要なビットコイン連動商品「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」は急速に拡大し、2月4日時点で純資産額が575億ドル(約9兆円)に達している。ただ、全てのグローバル投資家が米国籍の既存商品にアクセスできるわけではない。

暗号資産業界は米国では業界寄りのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の返り咲きを歓迎しているが、欧州では2023年に承認された暗号資産市場法が施行されつつあり、新たな厳しい規制に直面している。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Hong Kong approves four more cryptocurrency exchanges
(Reporting by Iain Withers)
画像:Reuters

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