AzukiとArbitrum展開の「アニメチェーン」、独自トークン「ANIME」ローンチへ

AnimeChainで独自トークンANIMEローンチへ

NFTプロジェクト「アズキ(Azuki)」とイーサリアム(Ethereum)レイヤー2(L2)スケーリングソリューション「アービトラム(Arbitrum)」が共同で立ち上げた次世代アニメネットワーク「アニメチェーン(AnimeChain)」の独自トークン「ANIME」が今月中にローンチされる。「アニメチェーン」の公式Xアカウントより1月12日発表された。

「ANIME」は、アニメ業界のエコシステムをコミュニティ主導のクリエイティブ経済に変革を目指すトークンとのこと。同トークンの総発行枚数は明かされていないが、供給量の約半分はコミュニティに提供されるという。

発表によると「ANIME」の供給量の内訳は、37.5%が「アズキ」コミュニティに、13%がコミュニティ育成プログラムに、24.44%がアニメコイン財団(Animecoin Foundation)に、2%がパートナーコミュニティに、15.62%が「アズキ」チームとアドバイザーに、7.44%が「アズキ」カンパニーに配分されるとのこと。

なおパートナーコミュニティでは、DEX(分散型取引所)「ハイパーリキッド(Hyperliquid)」のステーカーや、Web3情報プラットフォーム「カイト(Kaito)」のユーザー及び「アービトラム」や「アニメチェーン」のコミュニティに「ANIME」が配分されるという。これらの詳細は後日発表予定とのこと。

またアニメチェーンは、イーサリアム及びアービトラムでローンチされる予定となっている。

「アニメチェーン」がローンチしたのは昨年3月27日。同チェーンでは、独自ブロックチェーンの構築をサポートするツールパッケージ「アービトラムオービット(Arbitrum Orbit)」が採用されている。同パッケージでは「アービトラム」の技術を採用した独自の専用チェーンをL3として作成できるとのこと。

また、「アニメチェーン」上で展開されるNFTプロジェクトとして、まず初めに「アズキ」が採用されている。その理由として、「アズキ」のIP(知的財産権)が同チェーン上で成長していく、分散型モデルになる為とされている。これにより「アニメチェーン」上では「アズキ」のアニメ作品やゲーム、実物のプロダクトがローンチされていくとのことだ。

参考:アニメチェーン
画像:iStock/noLimit46

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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