「NOT A HOTEL COIN(NAC)」が目標調達金額20億円を達成、国内過去最大のIEOに

「NOT A HOTEL COIN(NAC)」の調達金額が20億円を達成

国内IEO7例目の暗号資産(仮想通貨)「NOT A HOTEL COIN:ノットアホテルコイン(NAC:ナック)」の購入申し込みにおいて、調達目標金額である20億円が満額調達された。同社によると12月10日現在、国内過去最大規模のIEOになったとのことだ。

このことは「NAC」発行元および「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」を運営するNOT A HOTEL DAO(ノットアホテルダオ)社が12月10日発表した。

「NAC」のIEOによる購入申込は、国内暗号資産取引所GMOコインにて10月31日に開始。それ以降NOT A HOTEL DAO社は、全国15箇所でのイベント開催やオンラインでの説明会・AMA・MeetUpを計17回実施し、累計3,000名を集めたという。

NOT A HOTEL DAO社は「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」により、同社親会社のNOT A HOTEL社が開発・販売する不動産物件「NOT A HOTEL」を「みんなで保有して、みんなで利用できる仕組み」の提供を目指している。同プロジェクトでは独自トークン「NAC」活用によるユーティリティが提供される予定となっている。

主な「NAC」のユーティリティとして、一定数量の「NAC」をレンディング(貸し出し)することでNOT A HOTELへの宿泊権が得られる他、宿泊時の付帯費用や物件管理費の支払いにも「NAC」は使用可能になっている。また「NAC」保有者は限定特典の利用もできるとされている。

ただし注意点として、IEOにて販売された「NAC」は購入数量に関わらず一律で90%がロックアップされるという。ロックアップ期間中は取引所での販売および外部への送付が制限されるとのこと。ただし同期間中でも「NAC」のレンディングおよび「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」を通じた支払いは制限なく使用可能であるという。

またロックアップされた「NAC」は、IEO実施の翌々月から毎月15%ずつ、6か月間かけて段階的に解放されるとのことだ。

ちなみに「NAC」は、イーサリアム(Ethereum)上で発行されるERC-20規格のトークンとなっている。

「NAC」は12月13日11:00よりGMOコインで取引が開始され、同日12:00にNOT A HOTEL DAOのサービス提供がスタートする予定となっている。

画像:iStocks/BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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