パクソス、シンガポールでステーブルコイン立ち上げ承認、DBS銀行と提携も

DBS銀行との提携も発表

パクソスデジタルシンガポール(Paxos Digital Singapore Pte. Ltd.)が、シンガポール金融管理局(MAS)より同国内でのデジタル決済トークンサービス提供の完全承認を受けたことを7月1日発表した。

なお同社は、企業向けブロックチェーンインフラ提供やステーブルコイン発行を行うパクソス(Paxos)のシンガポール法人だ。

この承認によりパクソスは、MASが今後予定しているステーブルコインの枠組みに沿ったステーブルコインの発行が可能になった。

またパクソスは、現金管理とステーブルコイン準備金の保管のための主要な銀行パートナーとしてシンガポール最大の銀行であるDBS銀行を選択している。

パクソスでは、米ドル連動の「Pax Dollar(USDP)」、金(ゴールド)連動の「Pax Gold(PAXG)」、米決済大手ペイパル(PayPal)の米ドル連動の「PayPal USD(PYUSD)」といったステーブルコインを発行している。

また昨年11月には、アブダビ・グローバル市場(ADGM)の金融サービス規制当局(FSRA)から、ステーブルコインの発行及び暗号資産仲介およびカストディサービス提供に関する金融サービス許可(IPA)の原則的承認を得ている。

関連ニュース

参考:発表
images:iStock/Who_I_am

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【12/15話題】リップルやサークルらが連邦信託銀行の条件付承認、SECの個人投資家向け暗号資産カストディ解説資料など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した