HISが「Astar zkEVM」採用、VTuberのNFTアート発行で

HISがVTuberのNFTアート発行

エイチ・アイ・エス(HIS)がNFTの販売にあたり、「Astar zkEVM Powered by Polygon」を採用した。

HISは4月4日、「ご当地VTuber図鑑」とのコラボレーションにより全国のご当地情報を発信するVTuberのNFTアートを同日19時から販売することを発表。同NFTを「Astar zkEVM Powered by Polygon」のローンチキャンペーンである「Yoki Origins」より、カプセルトイ方式で販売するとした。

「Astar zkEVM」は、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を活用した「Polygon CDK(ポリゴン・チェーン開発キット)」によって開発されたイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューション。3月6日にメインネットローンチしていた。

メインネットローンチに合わせ「Astar zkEVM」では、同チェーンとエコシステムを体験するためのキャンペーン「Yoki Origins」が実施されていた。

「Yoki Origins」は妖怪をモチーフとしたオリジナルキャラクターである「Yoki」を集め、育てていくキャンペーン。その中で「Astar zkEVM」のUXやエコシステムとなるプロジェクトが体験可能となっている。

今回HISは「Astar zkEVM」採用について、「Web3技術を活用して旅行情報の発信力を高めていくことで、国内の新たな観光資源の発掘に繋げ、全国各地の関係人口を増やすことを目指します」と述べている。

ちなみに今回のVTuberのNFTアートは、4月4日~30日までの期間で販売される。

「Astar zkEVM」とは

「Astar zkEVM」は、安全でスケーラブル、ガス効率の良いプラットフォームを企業に提供することに重点を置いたプロジェクトだ。アスターネットワークのエコシステムが提供してきた相互運用性に加え、zkp活用により高度な処理能力・拡張性(スケーラビリティ)・安全性・UXを実現できると発表されている。またブロックチェーン最大規模のユーザー数を有するイーサリアムの拡張機能であるレイヤー2技術を実装し、EVM環境と同等のEVM等価性を保持しているとのこと。

また「Astar zkEVM」のGas代(取引手数料)はイーサリアムと比較して約95%から98%ほど削減されており、他のレイヤー2と比較しても安いGas代が設定されているとのことだ。

「Astar zkEVM」は、日本国内の事業者にとって最も利用しやすいブロックチェーンとなることを目指しているという。

すでに、博報堂とJALのプロジェクトである「KOKYO NFT」や、デロイトトーマツとスポーツ省の実証実験、トレーディングカードRWAプラットフォームのPACKS、秋元康氏が総合プロジュースを務めるアイドルプロジェクトのYOAKEなど、様々なプロジェクトが「Astar zkEVM」の採択を発表している。

なお「Astar zkEVM」は、「Polygon CDK」開発元のポリゴンラボ(Polygon Labs)構築の「アグレイヤー(AggLayer)」に接続した最初のブロックチェーンだ。なお「アグレイヤー」は、ブロックチェーンを統合したネットワークの構築を目的にしたアグリゲーションレイヤープロトコルである。

アスターとは

なお「Astar zkEVM」の他にもステイクテクノロジーズは、異なるブロックチェーンの相互運用性(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」を2022年1月にメインネットローンチしている。

「アスターネットワーク」は、ポルカドットエコシステム全体のシームレスな相互運用性の提供を目的としたプロジェクトであり、ポルカドットのバリデータによるセキュリティのもと、WASM(ウェブアセンブリ:ワズム)およびEVM(イーサリアムバーチャルマシン)といった仮想マシンへのアクセスを提供する他、開発者に資金提供する仕組みである「dAppステーキング」を提供している。

また「アスターネットワーク」関連会社であるスターテイルラボ(Startale Labs)はシードラウンドにて累計10億円を集めている。

投資家には、昨年9月に約5億円を出資したソニーグループの事業会社ソニーネットワークコミュニケーションズの他、韓国最大企業でアジア第2位の時価総額となるSamsung Electronics(サムスン電子)のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるSamsung Next(サムスン・ネクスト)。そしてシンガポール3大銀行のひとつ、United Overseas Bank(UOB銀行)のCVCであるUOB Venture Management(UOBベンチャーマネジメント)が出資参加している。

なおスターテイルラボのCEOは、「アスターネットワーク」ファウンダーの渡辺創太氏が務めている。

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参考:HIS
images:iStocks/namaki

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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