バイナンスローンチプール、「ether .fi(ETHFI)」取扱へ

Binance LaunchpoolでETHFI取扱開始へ

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同社提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」における暗号資産イーサファイ:ether .fi(ETHFI)の取り扱い開始を3月12日発表した。

イーサファイは、LST(リキッドステーキングトークン)を使用した分散型リステーキングプロトコル。同プロトコル上の独自トークンETHFIは、ガバナンストークンとして機能するという。またETHFIのエアドロップ日程が、今月13日21時30分(UTC)より行われるイーサファイ公式DiscordのAMAにて発表されるようだ。

「バイナンスローンチプール」ではユーザーが、BNBもしくはFDUSDを個別のプールにステーキングすることでETHFIを獲得できる仕組みになっている。ETHFIは3月14日0:00(UTC)から4日間にわたって取り扱われるとのこと。

なお今回のETHFIによる「バイナンスローンチプール」では、同トークン総供給量1,000,000,000ETHFIのうち2%となる20,000,000ETHFIが報酬対象になるようだ。

同サービスでのBNBステーキングの場合、報酬総額の80%となる16,000,000ETHFIが報酬対象だ。またFDUSDの場合は、報酬総額の20%となる4,000,000ETHFIが報酬対象になるという。なおユーザーに分配される報酬は、ユーザーがステーキングしたトークン数によって異なるようだ。

またバイナンスでは流動性条件が満たされ次第、取引所において1812:00UTC)よりETHFIの取り扱いを開始するとのこと。取引ペアについてはETHFI/BTCETHFI/USDTETHFI/BNBETHFI/FDUSDETHFI/TRYとなっている。

バイナンスローンチプールとは

「バイナンスローンチプール」は、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、暗号資産プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。プロジェクト側は同プラットフォームの利用により、バイナンスにトークン上場ができる仕組みとなっている。

なおトークンセールを行うIEOプラットフォームの「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」とは異なり、トークンをステーキングすることでプロジェクトのトークンが獲得できるのが特徴だ。

「バイナンスローンチプール」に参加する為には、ユーザーはBinance.comアカウントと、0.1以上のBNBまたはプール内でサポートされているトークンが必要となっている。

「バイナンスローンチプール」におけるETHFIの取り扱いは49番目のプロジェクトとなっており、48番目のプロジェクトは暗号資産アエヴォ:Aevo(AEVO)だった。

関連ニュース

参考:バイナンス
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道