レイヤーゼロ、ネイティブトークン「ZRO」のエアドロップ実施へ

レイヤーゼロがネイティブトークン「ZRO」の存在明かす

オムニチェーンプロトコル「LayerZero(レイヤーゼロ)」の開発を主導するLayerZero Labs(レイヤーゼロラボ)が、同プロトコルのネイティブトークン「ZRO」の存在をX(旧ツイッター)の公式アカウントにて12月8日明言した。なおレイヤーゼロラボは「ZRO」のエアドロップを2024年前半に実施する予定であることも発表している。

「レイヤーゼロ」は「オムニチェーン相互運用プロトコル(Omnichain’ Protocol)」により相互運用性を可能にし、無数のブロックチェーン間でシームレスなクロスチェーンメッセージングを促進するインフラを提供している。「レイヤーゼロ」を利用することで開発者は、クロスチェーンのやり取りを行う仲介者を必要とせずに、複数のブロックチェーンにまたがるプロジェクトを構築できる。

レイヤーゼロラボによると「ZRO」のトークンエアドロップは、ユーザーのウォレットアクティビティに基づき分配するとのこと。

レイヤーゼロラボは今年4月、シリーズBラウンドで1.2億ドル(約157.8億円)を調達。30億ドルの評価額がつけられた。

このラウンドには、a16z crypto、BOND、Christie’s、Circle Ventures、OKX Ventures、OpenSea Ventures、Samsung Next、Sequoia Capitalなどの33の投資家が出資参加したとのこと。

調達資金は、人員の増員やAPAC(アジア太平洋)地域のプレゼンスを高めるために利用されるとのことだった。

※公開時記事の内容に一部誤りがありましたので、該当部分を削除いたしました。

関連ニュース

images:iStocks/BSVIT・metamorworks

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

カルシ、米国向けにセイネイティブの「SEI」と「USDC」入出金に対応

米予測市場プラットフォームのカルシ(Kalshi)で、レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」のネイティブトークンSEIおよび同ネットワーク上の米ドル建てステーブルコインUSDCの入出金が可能になり、同資産を用いたイベント契約取引の資金移動ができるようになった。Xより12月3日に発表されている

シタデル・セキュリティーズ、トークン化証券とDeFiに取引所・証券会社規制の適用を提言。業界側から反発の声も

米大手マーケットメイカーのシタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)が、トークン化された米国株式を取り扱うDeFi(分散型金融)プロトコルに対しても、取引所およびブローカー・ディーラーとしての規制を適用すべきだとする意見書を米証券取引委員会(SEC)に12月2日に提出した